映画『オースティン・パワーズ』の元ネタとなった007シリーズ作品の紹介


スパイ映画『007』シリーズをパロディにした映画『オースティン・パワーズ』は、『007』シリーズの数々のシーンを元ネタにしたスパイ映画です。『007』シリーズファンであれば、思わず笑ってしまうネタが盛りだくさんになっていました。ここではそんな元ネタとなったシーンを紹介していきます。

『オースティン・パワーズ』作品情報


オースティン・パワーズ(字幕版)

タイトルオースティン・パワーズ(Austin Powers: International Man of Mystery)
監督ジェイ・ローチ
公開1998年8月1日
製作国アメリカ
時間1時間34分

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

『007』シリーズのパロディ

映画『オースティン・パワーズ』は1967年から物語が始まります。

イギリスの諜報員として活躍するオースティン・パワーズですが、もちろんこれはスパイ映画『007』シリーズを元にしています。

この『007』シリーズはイギリスで1962年に第1作品目が公開された大ヒットスパイ映画です。

映画『オースティン・パワーズ』は、そんな『007』シリーズを元にしたコメディ映画になっています。

ここでは元ネタ映画とそのシーンを紹介していきます。

007 ドクター・ノオ(1作品目)

冷凍冬眠から目覚めたオースティン・パワーズは、目を覚ますためにベルトコンベアに乗せられ体を浄化させられます。

そのシーンは『007 ドクター・ノオ』で、敵のアジトに乗り込み捕まったジェームズ・ボンドが、放射能に汚染された体を洗浄されるシーンと同じです。

ジェームズ・ボンドが向かった敵のアジトでは、ドクター・ノオが管制室で防護服を着てアメリカの月ロケットの打ち上げを妨害しようとしていました。

映画『オースティン・パワーズ』でも、Dr.イーブルがコントロールルームで防護服を着て地底ミサイルを発動させようとしていました。

さらに『007 ドクター・ノオ』のラストでは爆発する敵の基地からジェームズ・ボンドは逃げ出しますが、この終わり方も同じになっていました。

007 ロシアより愛をこめて(2作品目)

映画『007 ロシアより愛をこめて』では、少しだけ悪の組織「スペクター」のことが判明します。

お互いを「No.1」「No.3」と番号で呼び合い、「No.1」の顔は映りませんが彼の膝には白猫が座っていて、さらに「No.1」は大きな指輪をはめていました。

『オースティン・パワーズ』の悪の組織のボスDr.イーブルも、猫を膝に乗せ指輪をはめています。

さらに、『007 ロシアより愛をこめて』に出てくるソ連諜報部のクレッグ大佐。

彼女は明らかに『オースティン・パワーズ』に登場するフラウ・ファービッシナのモデルになっていました。

映画『007 ロシアより愛をこめて』の詳しい内容はこちら>>>

007 ゴールドフィンガー(3作品目)

『オースティン・パワーズ』の中に登場した敵の1人ランダム・タスク。

タキシード姿でシルクハット被った彼のモデルは、映画『007 ゴールドフィンガー』に登場した、オッドジョブです。

オッドジョブは武器のシルクハットを投げてボンドを苦しめていましたが、ランダム・タスクはシルクハットの代わりに靴を投げていました。

さらに、『007 ゴールドフィンガー』のボンドガールの名前は、プッシー・ガロア。

英語の発音だとHな名前のボンドガールですが、それを元にして『オースティン・パワーズ』には、アロッタ・ファギナという、こちらも英語だとHな意味になる女性が登場していました。

映画『007 ゴールドフィンガー』の内容はこちら>>>

007 サンダーボール作戦 (4作品目)

『007 サンダーボール作戦』では、スペクターの組織がNATOの原爆を盗み、イギリス政府に1億ポンドを請求します。

この流れを元にしているのが『オースティン・パワーズ』で、Dr.イーブルは核弾頭を盗みだし1000億ドルを求めました。

さらに、『007 サンダーボール作戦』に登場するスペクターの部下でNo.2の片眼のラウド。
彼は『オースティン・パワーズ』の中のMr.ナンバー・ツーのモデルです。

カードゲームでラウドと会うシーンも『オースティン・パワーズ』の中で描かれています。

他にもスペクターの会議室、失敗した部下をボタン1つで粛清など、『007 サンダーボール作戦』からたくさん引用されていました。

映画『007 サンダーボール作戦』についてはこちら>>>

007は二度死ぬ(5作品目)

日本を舞台にした『007は二度死ぬではついにスペクターのNo.1の正体が明らかになります。

「エルンスト・S・ブロフェルドだ」と自己紹介しながら現れたNo.1は、顔に大きな傷をおった坊主姿の人物でした。

ブロフェルドの姿は、『オースティン・パワーズ』の悪の組織のボスDr.イーブルのモデルになっています。

映画『007は二度死ぬ』についてはこちら>>>

007ダイヤモンドは永遠に(7作品目)

ショーン・コネリーが再び007を演じた映画『007ダイヤモンドは永遠に』。

舞台はネバダ州ラスベガスでしたが、『オースティン・パワーズ』でもネバダ州のラスベガス付近にDr.イーブルの基地がありました。

また『007ダイヤモンドは永遠に』の最後では、ジェームズ・ボンドはスペクターのボス ブロフェルドを倒し、船でボンドガールのティファニーとくつろいでいました。

そこに、ブロフェルドの部下2人が食事のサービスを持って近づいてきて、ボンドを殺そうとします

このシーンは『オースティン・パワーズ』のエンディングで、ホテルでくつろぐオースティンとヴァネッサの元に、ルームサービスを装ったDr.イーブルの部下がやってくるシーンで引用されていました。

 

007 死ぬのは奴らだ (8作品目)

3代目のジェームズ・ボンドを演じたロジャー・ムーアの最初の映画『007 死ぬのは奴らだ』。

こちらの作品には、ラストの戦いで捕まってしまったボンドとボンドガールが、サメのいるプールの上で縛られるシーンがありますが、このシーンが『オースティン・パワーズ』で引用されていました。

『オースティン・パワーズ』ではサメは絶滅の危機に瀕してしまい、変異させたスズキになっていました。

映画『007 死ぬのは奴らだ』についてはこちら>>>

007 ムーンレイカー(11作品目)

ついに宇宙にまで行ってしまったジェームズ・ボンド。

この作品では、ボンドが敵の屋敷で秘密事業の設計図をライターのような小型カメラで撮影します。

このシーンが『オースティン・パワーズ』で使われています。

アロッタ・ファギナの部屋に侵入したオースティンは、小型カメラで計画書や設計図を撮影していました。

007 美しき獲物たち(14作品目)

『007 美しき獲物たち』から引用されていたシーンはお風呂のシーンです。

KGBの女性スパイと再会したジェームズ・ボンドは、彼女と一緒に日本風のお風呂に入りますが、このお風呂のシーンが『オースティン・パワーズ』で使われていました。

Dr.イーブルが企てる計画の全貌を知るために、アロッタ・ファギナの住むマンションに侵入したオースティンでしたが、彼女にに見つかってしまいます。

その後オースティンはファギナに誘われ、日本風の部屋に用意されたお風呂に彼女と一緒に入ることになったのです。

因みに日本風のお風呂シーンは映画『007は二度死ぬ』にも出てきます。

こちらでは丹波哲郎扮する田中の家に招かれ、ボンドはお風呂に入ることになります。

そこで数人の女性に体を洗ってもらい、ジェームズ・ボンドはとてもご満悦な様子でした。

007/カジノ・ロワイヤル(1967年)

本家シリーズとは違う007作品1967年版の『007/カジノ・ロワイヤル』。

こちらも『オースティン・パワーズ』の元ネタになっています。

1967年版の『007/カジノ・ロワイヤル』の主題歌「恋の面影」(The Look of Love)。

この曲は『オースティン・パワーズ』の中でもかかります。

『007/カジノ・ロワイヤル』では、ヴェスパーがイブリン・トレンブルを誘惑するシーンで流れていましたが、『オースティン・パワーズ』ではアロッタ・ファギナがオースティンを誘惑するシーンで使用されています

さらに『007/カジノ・ロワイヤル』に出てくる回転ベッドも、『オースティン・パワーズ』にも出てきていました。

映画『007/カジノ・ロワイヤルについてはこちら>>>

まとめ

007シリーズへオマージュを捧げた映画『オースティン・パワーズ』は、007シリーズの有名なシーンがたくさん盛り込まれていました。

『オースティン・パワーズ』はちょっと下品なコメディ映画ですが、007シリーズのファンも楽しめる内容になっています。

元ネタと比べながら見るのも『オースティン・パワーズ』を楽しむ方法の1つです。