映画『へレディタリー/継承』一体この家族は何を継承したのか?


2018年11月30日に公開された『へレディタリー/継承』。
その怖さからかなり話題となっています。何を継承したのか分からない中、突然恐ろしいシーンが待っています。予想しなかったいきなりのシーンにかなり驚いた人も多かったと思います。
見終わった後になんとも言えない複雑な心境になる映画です。

『へレディタリー/継承』作品情報

タイトル  へレディタリー/継承(Hereditary)
監督 アリ・アスター
公開 2018年11月30日
製作国 アメリカ
時間 2時間7分

Rotten Tomatoes

いきなり起こる驚きのシーン

この映画は主人公のアニーの母親エレンが亡くなることから始まります。

そしてそのエレンの死後から、孫のチャーリーは様子がおかしくなります。

突然光が見えたり、学校で先生に注意されてイラっとすると突然窓ガラスに鳥がぶつかります。

このチャーリーがおばあちゃんから何かを継承したのかなと思いながら見ていると、驚くシーンが待っていました。

これから物語のキーマンになると思っていたチャーリーがいなくなったのです。

しかしこれは最初から用意されていたのです。

パーティーに行く前に映った電信柱。

ここにマークが映っていました。

さらにチャーリーは鳥の首を切ったりと、これから起こることを暗示していたのでした。

しかしそれはびっくりすることが起こってから気づくことで、初めは全く繋がりませんでした。

謎のマーク

映画の冒頭で亡くなったおばあちゃんはネックレスをしていました。

娘のアニーもお葬式でそのネックレスをしています。

このネックレスのマークがこの映画に大きな意味をもたらしていました。

ちなみにこのマークがピーターとチャーリーがパーティに向かう途中に映った電信柱に掘られてしました。

それはこのマークです↓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このマークはパイモンの紋章と呼ばれています。

パイモンとは

ヨーロッパの伝承あるいは悪魔学に登場する悪魔の1体。悪魔や精霊に関して記述した文献や、魔術に関して記したグリモワールと呼ばれる書物などにその名が見られる。


(引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

これが分かっていると『へレディタリー/継承』は、悪魔に関係する物語なんだと思いながら見ることができたのです。

1回見た人が2回目、3回目と『へレディタリー/継承』を見てしまうのは、そんな伏線を回収したいと思うから何度も見てしまうのです!

残酷なシーンよりも怖いお母さん

ホラー映画だけあって驚くようなシーンがたくさんある『へレディタリー/継承』。

しかし1番怖いのは残虐的なシーンではありません。

1番怖いのは母親アニーが息子ピーターに向かって言った言葉でした。

「あなたを生みたくなかった。母親になりたくなかった。」

この言葉は子供にとっては絶対に言われたくない言葉です。

そんな言葉を母アニーは息子ピーターに向かって言いました。

このシーンが映画の中で1番「きついな」と思った瞬間でした。

視覚的にも精神的にも嫌なシーンがたくさん詰まっていたのが『へレディタリー/継承』でした。

色んな意味で見るのに覚悟がいる映画です。

そして見終わった後もなんとも言えないモヤモヤが、心の中に残ってしまうかもしれません。