『007』シリーズの第3作品目になる『007 ゴールドフィンガー』。
この作品で敵のゴールドフィンガーは、裏切り者の女性を全身金粉だらけにし、皮膚呼吸ができないようにしてしまいました。
果たして人間は本当に全身金粉で覆われてしまうと死んでしまうのか?
その疑問に答えます。
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『007 ゴールドフィンガー』作品情報
タイトル | 007 ゴールドフィンガー(Goldfinger) |
監督 | ガイ・ハミルトン |
公開 | 1965年4月1日 |
製作国 | イギリス |
時間 | 1時間50分 |
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ゴールドフィンガー
『007』シリーズの3作品目となる映画『007 ゴールドフィンガー』。
今回ジェームズ・ボンドの前に現れたのは、金が大好きな男オーリック・ゴールドフィンガーです。
金を密輸し、さらに金を放射能に汚染させるというグランド・スラム計画で大金持ちになることを企んでいる男でした。
お金のことばかり考える彼は、トランプゲームでもイカサマをし相手から大金を巻き上げます。
そのゴールドフィンガーのイカサマに協力していたのが、ジル・マスターソンという女性でした。
彼女はホテルの部屋からゴールドフィンガーに相手のカードを教え、ゴールドフィンガーを勝たせていました。
しかし、それに気がついたジェームズ・ボンドは、ジル・マスターソンに近づき、イカサマをやめさせ、さらにはゴールドフィンガーに負けるように指示しました。
これに起こったゴールドフィンガー。
彼はジェームズ・ボンドを殴り彼が意識を失っている間に、ジル・マスターソンを殺してしまいます。
その方法は、ジルの全身に金粉を塗り皮膚呼吸できなくさせるという方法でした。
ジェームズ・ボンドが意識を取り戻した時には、すでに彼女は亡くなっていました。
「背中の一部を残せば安全ですが」とボンドはMに報告していましたが、果たして私たち人間は本当に全身金粉で覆われてしまうと皮膚呼吸できなくなり死んでしまうのでしょうか?
そんな疑問に答えてくれた番組があったのです。
怪しい伝説(MythBusters)
映画『007 ゴールドフィンガー』に登場する女性のように、全身金粉に覆われると皮膚呼吸でできなくなって死んでしまうのか?
その疑問にディスカバリーチャンネルの『怪しい伝説』(MythBusters)が答えてくれました。
2003年からディスカバリーチャンネルで放送されている『怪しい伝説』(MythBusters)。
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様々な伝説や映画やドラマの中の出来事は本当なのかを検証するこの番組の、パイロット版の3話目で、『007 ゴールドフィンガー』の謎に迫っていました。
番組に出演しているアダムが全身に金粉を塗って、体に起こる異変を観察します。
金粉を塗る前に、心拍数・血圧・体温(腸)を測定。
[box class=”green_box” title=””]・心拍数:57
・血圧:128/80
・体温:99 °F(37.2 ℃)[/box]
リラックスしたアダムの体に、スタッフが金粉を塗っていきます。
乾くまで30分。
そして再びアダムのバイタルサインを測定しましたが、ほとんど変化はありませんでした。
そばにいた医師は「全身に金粉を塗ることと、心拍数や血圧は関係ない」という答えを出します。
さらに腸の体温は97.5°F(36.4 ℃)まで下がっていました。
結果は、「人間は全身に金粉を塗っても死なない」ということです。
映画『007 ゴールドフィンガー』の中で描かれた、フィクションだったのです。
まとめ
映画『007 ゴールドフィンガー』の中の金粉シーンを検証して、疑問を解決してくれた『怪しい伝説』(MythBusters)。
『007 ゴールドフィンガー』の中で忘れられないシーンの1つでもありますが、その答えは「人間は全身に金粉を塗っても死なない」ということでした。
あのシーンはあくまで映画の中のお話ということでした。