東京にやってきた夕見子でしたが、彼女は男の人と一緒に駆け落ちしていたのでした。なつは夕見子のことが心配でたまりません。突っ走ってしまった夕見子はどうなってしまうのでしょうか?そしてなつの初の短編アニメーションもいよいよ完成します。
第16週「なつよ、恋の季節が来た」
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1150314009402531845
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なつたちの漫画映画づくりは佳境に入っていた。
演出の坂場の度重なる描き直し指示にも負けず、新人・神地の活躍もあり、新しい漫画映画が誕生しようとしていた。
そんな中、夕見子が突然、恋人の高山と一緒に北海道から上京してきた。
周囲の学生たちに影響を受けた夕見子は大学をやめ、高山と一緒に新生活を東京で始めるという。
夕見子のあまりに身勝手な結婚観についていけないなつ。
亜矢美も説得しようとするが耳を貸そうとせず、ついに電話で富士子に相談してしまう。
数日後、夕見子を説得しに十勝からやって来たのは、あの男だった。
(出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/16/)
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突っ走る夕見子
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1150906663467147265
駆け落ちをして東京にやってきた夕見子。
心配するなつをよそに、「愛は志市」などと夕見子らしい言葉をみんなの前で言ったりして東京の生活を満喫しているようでした。
しかしなつは夕見子のことが心配でたまりません。
夕見子との約束を破り北海道に電話してしまいました。
亜矢美さんも夕見子のことを心配しています。
夕見子から話をきき、二人の関係がおかしくなり始めていることに気がついていました。
そんな夕見子を迎えにやってきたのは、じいちゃんでした。
やっぱり家族の窮地を救ってくれるのはじいちゃんしかいません。
夕見子に向かって「本気じゃなかった」なんて言い出した相手の男を、「抹殺」と言ってパンチをお見舞いします。
そして「その髭もそれ」と一喝してくれたのでした。
じいちゃんだけでなくなつも夕見子を守ります。
夕見子を尊敬していて大好きななつは、「夕見子をあななんかに渡さない」と涙ながらに叫んだのでした。
もちろんなつやじいちゃんの想いは夕見子にも届いていました。
子供の時お気に入りの服をなつに着せたくなくて泣いた夕見子は、その時以来私たちに一度も涙を見せていません。
その夕見子が涙を流してじいちゃんの胸に飛び込みました。
きっと夕見子はじいちゃんだったからこそ素直になれたのでしょう。
お母さんの考えは正しかったのです。
夕見子のために東京にやってきたじいちゃんは、夕見子だけでなくなつの事も助けてくれました。
一久さんに「樹齢を感じる歩き方」を描いてくださいと言われて悩んでいたなつ。
北海道に戻るじいちゃんの後ろ姿を見て、ヒントを得たのでした。
東京で夕見子となつを救ったじいちゃん。
パフェを食べてすぐに北海道に戻って行きましたが、じいちゃんの頼もしさを感じました。
まだまだ長生きして欲しいです。
時代の変化を受け入れる
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1150978392361185280
夕見子の駆け落ちの相手も一久さんにも、古いものにた対してはっきり「古い」と言います。
一久さんはそれを仲さんに向かって言ってしまいました。
「漫画映画は子供だけのもの」という考えに、一久さんは疑問を感じています。
そして時代は変化していて、これからは純粋に子供が楽しむだけではなくて色んな要素が含まれた漫画映画を作るべきだとはっきりと仲さんに伝えました。
いつも温厚な仲さんもさすがに「古い」と言われた時はムッとしていました。
彼らの言い方は確かに失礼なもかもしれませんが、言っていることは間違っていないのです。
雪次郎も「言いたいことは分かるけど」と言っていました。
今もそうですが、この時代も戦後の復興で大きく時代の変化している時期です。
若者の考え方は変わり、時代の流れも変わっていました。
その流れを痛感していたのは、マコさんも同じです。
なつ・一久さん・神っちとどんどん才能を持った新人が登場して、自分を見つめ直そうと思ったから「一度立ち止まる」という決断をしました。
勇気のいる決断ですが、人生そんな時も必要です。
ここまでマコさんがなつ達を引張てきてくれたのは間違いありません。
なつは「また戻ってきてください」とマコさんに言いました。
成長して純粋に「楽しめる」ようになった時に、きっとマコさんは戻ってきてくれるでしょう。