『刑事コロンボ』シリーズで初めてコロンボの愛車が登場。さらに今回の刑事コロンボは素晴らしい推理力を発揮します。犯人は迫ってくるコロンボに怒り心頭でした。
シーズン1第2話「指輪の爪あと」
刑事コロンボ傑作選 構想の死角/指輪の爪あと [Blu-ray]
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探偵社の社長ブリマーは、新聞王のケニカットから妻の浮気調査を依頼され、彼女は潔白だと報告をする。
しかし夫人は不貞をはたらいており、うその報告の見返りとして夫人にある要請をする。
だが、それを断られたブリマーは彼女を殴りつけ殺害。
物取りの犯行に見せかけた上、警察の捜査に協力を申し出る。
だがコロンボは遺体のほほにあった傷あとから、犯行の状況に疑問を持つ。
(出典:https://www9.nhk.or.jp/kaigai/columbo/list/epi_4.html)
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コロンボの愛車
1/43 NOREV PEUGEOT 403 Cabriolet 1960
刑事コロンボの愛車といえばプジョー403。
今回のエピソードで初めて登場します。
後方の右のウインカーランプが切れていて警察官に止められてしまいます。
しかもその日止められたのは2回目。
警察官が現場まで誘導してくれることになりますが、「ゆっくり走って」とお願いするコロンボ。
コロンボ同様、少し古くてスピードは出ませんが味のある車です。
コロンボの冴える推理
今回のコロンボの推理力は今までにないほど素晴らしい推理力を見せます。
犯人の探偵ブリマーに会った時から何かを感じ取ったコロンボ。
手相を見せてくれと言いますが、この時にすでにブリマーの指輪をチェックしていました。
指輪のダイヤと被害者の頬に残った傷の一致を確認するとあとは、コロンボの舞台です。
ジリジリと証拠を集めながら犯人を追い込みます。
中盤では犯人の前で犯行の様子を推理してみせます。
しかもその推理は大正解。
ブリマーは平静を装っていましたが、とても焦っていたはずです。
イタズラ好きの刑事コロンボ
犯人の車が壊れたことで犯人を逮捕することに繋がりますが、被害者の夫は「車が壊れなかったらそどうしていたのか?」と答えます。
するとコロンボは「子供の頃イタズラ好きで、排気口にポテトを詰めるとエンジンはストップするんです。そんないたずらをやっていました。」と悪気なく告白します。
イタズラを償うために刑事になったというくらいです。
さすがコロンボ。
車をわざと故障させていたのです。
このポテトを詰めるというセリフで思い出したのが、『ビバリーヒルズ・コップ』です。
ロサンゼルスの刑事に尾行されているアクセルは、こっそり刑事の車にバナナを詰めて車を故障させていました。
コロンボではポテトを詰めるシーンは登場しませんが、コロンボがポテトを詰めているシーンを想像すると思わず笑ってしまいますね。