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【映画カレンダー】この記事では日付にちなんだ映画を紹介しています。
12月11日にちなんだ作品は、アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作と言われる映画『サイコ』です。
映画『サイコ』
タイトル | サイコ(Psycho) |
監督 | アルフレッド・ヒッチコック |
公開 | 1960年6月16日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間49分 |
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
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12月11日
映画『サイコ』は12月11日金曜日 午後2時43分から物語が始まります。
映画の冒頭に字幕で示されるこの日時には実は意味があって、「マリオンは平日の昼休みにしか恋人に会えない」ということが日時を示すことで強調されていました。
この強調のために物語の冒頭で日付と時間がはっきりと示されていたのです。
映画『サイコ』は12月11日に人生が大きく変わってしまったマリオンの物語でもあります。
なので、12月11日にちなんだ映画として『サイコ』を選びました。
ヒッチコック監督のトリック
映画『サイコ』には物語の最後に大きなオチが用意されています。
ヒッチコック監督はこのオチがバレないように、色々な工夫を行っていました。
・スタッフ・出演者に映画の内容を話さないように箝口令を敷く
・撮影所は関係者以外立入禁止
・映画完成後の試写会中止
・スター女優を起用して彼女が主人公の物語に見せかける
・盗まれたお金にまつわるサスペンスだと思わせる
・警察官を登場させ観客の注意を女性とお金に向けさせる
ヒッチコック監督は映画の前半、スター女優ジャネット・リーが演じたマリオンと彼女が盗んだお金にまつわるサスペンス映画のように物語を進めていきます。
そして中盤には誰もが予想しなかったシャワーシーンを用意し観客を驚かせました。
その後は映画『サイコ』の本当の主人公ノーマン・ベイツの物語になっていきますが、ヒッチコック監督もう1つ映画のラストに大きなオチを用意していました。
監督はそのオチが最後までバレないように巧みなカメラワークで観客の視点を欺き続け、映画のラストでさらなる驚きを観客に与えました。
リメイク『サイコ』
ヒッチコック監督の映画『サイコ』は、1998年にリメイクされています。
リメイク版『サイコ』は他のリメイク映画とは違い、オリジナル作品と同じショットで撮影され脚本もオリジナルと同じになっています。
セリフに関しても古い表現を1998年当時の現代風に言い直しただけで、ほぼオリジナル通りになっていました。
その中でオリジナルと大きく違うのが、1998年版は白黒ではなくカラーになっているということです。
カラー映画になったことぐらいしかオリジナル作品との違いはありませんがこれが大きな違いになっているので、ぜひ1960年版と1998年版の『サイコ』を比べてみてください。
ちなみにリメイク版『サイコ』も12月11日から物語が始まっています。