『クリード チャンプを継ぐ男』の続編さらには『ロッキー4/炎の友情』の続編である『クリード 炎の宿敵』。ロッキー、アポロ、ドラゴそれぞれの贖罪、父親と息子の物語になっていました。
『クリード 炎の宿敵』作品情報
タイトル | クリード 炎の宿敵(Creed II) |
監督 | スティーヴン・ケープル・Jr. |
公開 | 2019年1月11日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間10分 |
Rotten Tomatoes
『クリード 炎の宿敵』あらすじ
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ロッキーのサポートを受け、一人前のボクサーへと成長した亡きアポロの息子、アドニス・クリード。
対する相手はドラゴの息子、ヴィクター。
ウクライナの過酷な環境から勝ち上がってきた最強の挑戦者だ。
アドニスにとっては、父を殺した男の血を引く宿敵となる。
アポロVS.ドラゴから、アドニスVS.ヴィクターへ。
時代を超えて魂のバトンが手渡される因縁の対決。絶対に見逃すわけにはいかない。
世紀のタイトルマッチのゴングが、いま鳴り響く!
(出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/creed/index.html)
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1985年のロッキーとの戦いで負けたイワン・ドラゴ。
負けにより全てを失ったイワン。
残されたのは息子ヴィクター・ドラゴだけでした。
自分の全てをヴォクターに捧げたイワン。
またヴィクターも母親に捨てられた怒りを、ボクシングにぶつけていました。
失うものがないドラゴ親子が挑戦状を叩きつけたのは、アポロ・クリードの息子アドニスでした。
イワンに父親を殺されたアドニスは、その挑戦を受けます。
しかしロッキーだけは、戦うことに反対していたのでした。
アポロ・クリードVSイワン・ドラゴ
『ロッキー4/炎の友情』で殺人マシーンとしてソ連から送り込まれたイワン・ドラゴ。
ロッキーとの戦いを希望しますが、引き受けたのはロッキーの親友アポロ・クリードでした。
ロッキーがセコンドについたアポロVSドラゴの戦いは壮絶な戦いとなりました。
序盤はアポロが優勢でしたが、反撃に出たドラゴのパンチは強烈なパンチでした。
パンチをもらい続けるアポロを見てロッキーは、試合を止めようとしまうがアポロは戦い続けました。
しかし最後はドラゴのパンチを受けリングに倒れてしまいました。
そしてそのまま亡くなってしまったのでした。
そんな悲劇の試合がアポロとドラゴの戦いでした。
それから月日が流れ、今度は息子達が戦います。
アドニス・クリードVSヴィクター・ドラゴ。
父親達の因縁の戦いを引き継いだ試合のはずでしたが、激しい打ち合いを繰り返すうちにアドニスもヴィクターも父親ではなく自分との戦いを初めていたのでした。
父親を超え自分自信の戦いを始めた息子達を見て、ロッキーもイワンもまたアポロも初めて自分達の罪から解放されたのでした。
3つの親子の物語
『クリード 炎の宿敵』は3つの親子の物語でもあります。
父親達が息子に背負わせてしまった運命。
ロッキーもイワンもアポロも自分たちが息子に与えてしまった重いものを、償えないまま月日が流れてしまっていました。
しかしそんな父親達を超え、息子達は自分の道を歩き始めました。
それを見た父親達は、初めて罪を償えたました。
リングの上でパンチを受け続ける息子を見ていたイワン・ドラゴ。
彼は息子の大切さに気がつき、タオルを投げました。
過去にロッキーが犯した過ちを繰り返さず、彼は息子を守ったのでした。
そんなイワンを見てロッキーもまた父親の責任を果たします。
何年も会っていなかった息子に会いに行ったのでした。
息子もまた父親を受け入れます。
2人が抱きしめ会ったその時、ロッキーはやっと息子との葛藤から解放されたのでした。
今は亡きアポロもまた息子に背負わせてしまった「死」から解放されます。
アドニスは父親の復讐のために始めた戦いを、いつしか自分のための戦いに変えていたのです。
自分自身も父親となったアドニス。
その時初めてアポロの気持ちが理解できたのかもしれません。
アドニスはロッキーとの苦しいトレーニングで、新たな自分を見つけ生まれ変わっていたのでした。
父親ではなく自分の戦いをし、戦う理由を見つけたのでした。
まとめ
新たな伝説の試合が誕生した『クリード 炎の宿敵』。
それは父と息子の戦いでもありました。
それぞれが背負ってきたものに、『クリード 炎の宿敵』で初めて決着がついたのです。
そしてまた新たな挑戦が始まるのです。
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