救世主となったスーパーマンでしたが、市民を救う戦いの中で傷ついた人達にとってはスーパーマンの存在は救世主ではありませんでした。その市民の思いは次第に大きくなります。そしてそれはバットマンの心の中にもある思いだったのです。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』作品情報
タイトル | バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(Batman v Superman: Dawn of Justice) |
監督 | ザック・スナイダー |
公開 | 2016年3月25日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間31分 |
Rotten Tomatoes
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』あらすじ
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神なのか悪なのか?
\御礼!/ 劇場での上映が一旦終了致しました。本当に多くの皆さまにお越し頂きまして、本当にありがとうございました!また追加で上映することがある場合はお知らせ致します。(続く) pic.twitter.com/GQeVZNrv4m
— バットマン vs スーパーマン (@BvsSjp) June 7, 2016
市民を救いヒーローになったスーパーマン。
しかしそれと同時に戦いの時に街を壊し、傷ついた人もたくさんいました。
ヒーローとしてスーパーマンを崇める人もいれば、スーパーマンに対して憎しみを抱く人も増えていました。
そしてこれは市民の間で蔓延し、国家問題になってしまいます。
同じような思いを抱いていたのが、ブルース・ウェインでした。
スーパーマンとゾッド将軍の戦いの最中に自分の会社のビルが崩壊し、部下が怪我をおってしまいます。
さらに自分の会社で働いていた母親を失った娘にも出会います。
市民を守るはずが多くの人を傷つてけいるスーパーマン。
ブルース・ウェインはスーパーマンを許すことができなくなっていきます。
さらに他にもスーパーマンを憎んでいる人物もいます。
それはレックス・ルーサーJr.です。
善人であるスーパーマンが許せず、スーパーマンを罠にはめ陥れます。
幼い頃自分を助けてくれなかった神。
その経験が「善人は神ではない」とし、スーパーマンを神にするために悪に導こうとしていたのです。
レックス・ルーサーJr.はスーパーマンを神とするために、バットマンと戦うように仕掛けます。
人々の希望になるために戦ってきたスーパーマンでしたが、自分の心から希望を失いつつありました。
「善人」であるがゆえに苦しみ続けるスーパーマン。
しかしスーパーマンはバットマンに希望を託すためにバットマンの元に向かいました。
バットマンの憎しみ
明日からお休みに入る方も、そうでない方も、バットマンがこのような動きで皆さんの気持ちを代弁しております!
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神として崇められるスーパーマンに対してマットマンはスーパーマンは神ではないと思いっています。
そしてそれはいつしか彼に対する憎しみへと変わり怒りを感じていました。
バットマンは自警団であり法律を破ります。
正義の人スーパーマンはそれをとがめます。
バットマンにとってはその正義が許せないものでもありました。
幼い頃に両親を殺され正義を信じられないようになったバットマン。
それはもしかするとレックス・ルーサーJr.と同じ思いだったのかもしれません。
だからバットマンは自分のやり方で悪と戦っていたのです。
レックス・ルーサーJr.はスーパーマンを悪の手に染めようとしますが、バットマンはスーパーマンと戦い彼を倒そうとします。
正義のために多くの人を傷つけているスーパマンを、バットマンは救世主とは認めることができなかったのです。
その思いがバットなんvsスーパーマンとなっていったのでした。
ジャスティスリーグへの繋がり
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「正義」のために自らを犠牲にしてドゥームズデイと戦ったスーパーマン。
彼の思いはともに戦ったバットマンやワンダーウーマンに引き継がれました。
バットマンは仲間を探すと言います。
その仲間とはレックス・ルーサーJr.の持っていたファイルに入っています。
メタヒューマンと呼ばれる人たち。
ファイルの中にあったのは、ワンダーウーマン以外に「アクアマン」「フラッシュ」「サイボーグ」でした。
これがのちの「ジャスティスリーグ」へと繋がっていきます。
さらに永遠の眠りについたはずのスーパーマンに棺の上の土が重力に反して動いていました。
これはスーパーマンは死んでいないことを示唆します。
スーパーマンがもし神ならば、彼はキリストと同じようにもう一度復活するでしょう。
そして「ジャズティスリーグ」で戦う敵を匂わせていたのが、レックス・ルーサーJr.の言葉です。
バットマンに対して彼は「鐘は鳴った」と言います。
「宇宙に鐘の音は響いた」といっていました。
彼らの戦いはここから始まるのです。
そしてそれは宇宙規模の戦いになっていくのでした。
まとめ
バットマンとスーパーマンの戦いを描いた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』。
ヒーロー同士の戦いは「善」と「悪」の戦いでもあり、それはまた善とはなんなのかを考えさせる深いものでした。
さらに神化するスーパーマン。
宗教的なものにつながる、重く深い作品でした。
この後、スーパーマンの今後や、ジャスティスリーグにつながる仲間達がどうやって1つになるのか。
DCシリーズの今後も気になります。