ロバート・デニーロとメリル・ストリープが共演した不倫映画『恋におちて』。それぞれが家庭との葛藤に悩む姿や恋におちてからのジレンマなど、名優2人の素晴らしい演技に引き込まれてしまいます。
『恋におちて』作品情報
タイトル | 恋におちて(Falling in Love) |
監督 | ウール・グロスバード |
公開 | 1985年3月21日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間46分 |
Rotten Tomatoes
『恋におちて』あらすじ
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クリスマス・イヴのニューヨークの書店で運命的な出会いをしたフランクとモリー。
ふたりは同じ通勤列車に乗り合わせた事をきっかけに急速にお互いを意識し始め、デートを重ねる度に精神的にも魅かれ合って行く。
だが、それぞれには申し分のない家庭があり、いけないと思いながらも互いの感情を抑えられなくなってきた頃、双方の家族に浮気がばれてしまう……。
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クリスマス・イブの日、本屋でお互いの本を取り違えてしまったフランクとモーリー。
それから3ヶ月後。
同じ電車に乗っていた2人はたまたま再会します。
度重なる偶然にお互いが気になり始める2人ですが、そのまま分かれてしまいます。
モーリーの事が頭から離れないフランクは、駅で彼女を待ち偶然を装って再会します。
そこから2人の電車の中での時間が始まりました。
お互いに惹かれ合う2人は、家庭のことを考えると前に進む事ができません。
それでも2人はデートを重ね、ますます惹かれあっていくのでした。
名優の切ない表情に注目
切ない不倫の恋を演じたのはロバート・デニーロとメリル・ストリープ。
大きな動きがある物語ではなく、それぞれの日常などが静かに進む物語。
そんな静的な映画の中で、ロバート・デニーロとメリル・ストリープの演技が光ります。
惹かれているのに家族を思うと先へは進めない2人。
好きになってはいけないと、我慢しようとする顔。
でも抑えられない気持ち。
など、心の移り変わりが表情や言葉に溢れています。
言葉はなくてもそれぞれが悩み苦しんでいる事が、痛いくらいに伝わってきます。
壊してはいけない家庭。
分かっているけどでも惹かれてしまう関係。
通勤電車の中の罪悪感のない2人の表情もまた切なく映ります。
特に凶悪犯を演じると忘れなれないくら狂気を感じてしまう、ロバート・デニーロが演じる普通の中年男。
その普通さも素晴らしくどこにでもいそうな、家庭持ちの男性を演じきっていました。
切なくなるもどかしさ
何度もすれ違っていた2人。
本屋で出会ったのは偶然ではなく、必然だったのかもしれません。
初めて出会ってから3ヶ月後の再会。
これはきっとお互いに運命を感じたのかもしれません。
今の時代であればスマホやSNSなどですぐに連絡先を交換する事ができます。
でも1985年は違います。
教えた電話番号も勤め先や病院だったり、簡単には連絡ができません。
それでも思い切って連絡するフランク。
かなりの勇気と覚悟がいったはずです。
待ち合わせの時間に仕事で遅れてしまったフランク。
今ならすぐに連絡できますが、当時はもちろんスマホのない時代です。
フランクの焦る気持ち、モーリーの心配する気持ちがよりお互いの気持ちを確信させました。
会いたくても会えない連絡を取りたくても取れないというもどかしさが、2人の関係をより切なく見せていました。
今とは違い不便な時代だっただからこそ、本気で美しい恋愛になったのかもしれません。
まとめ
現代だと描けないかもしれない不倫映画『恋におちて』。
大人の切ないラブストーリーであり純愛とはこういうものだというのを、ロバート・デニーロとメリル・ストリープが演じています。
プラトニック・ラブの物語が好きな方にはオススメの1本です。
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(2019年2月現在)
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