デビュー後、映画『ハロウィン』をはじめとするホラー映画への出演が続き、「悲鳴の女王 」と呼ばれたジェイミー・リー・カーティス。
ここでは彼女が出演する悲鳴の女王時代のホラー映画を紹介します。
ジェイミー・リー・カーティス
映画デビュー作品が、ホラー映画を代表する作品『ハロウィン』だった女優のジェイミー・リー・カーティス。
その後もホラー映画作品への出演が続いたことで、彼女は「悲鳴の女王」と呼ばれるようになります。
そのことは、ホラー映画あるあるを描いた映画『スクリーム』の中でも話されています。
ここではそんな悲鳴の女王と呼ばれたジェイミー・リー・カーティスが出演した初期のホラー映画を紹介します。
ハロウィン(1978年)
タイトル | ハロウィン(Halloween) |
監督 | ジョン・カーペンター |
公開 | 1979年8月18日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間31分 |
ジェイミー・リー・カーティスの映画デビュー作品が、映画『ハロウィン』です。
彼女の「悲鳴の女王」としての歴史は、この作品からスタートしました。
友人たちがいる家に向かい家の中に入ったジェイミー・リー・カーティス演じるローリーは、そこで友人たちの無惨な姿を見て何度も叫び声を上げます。
さらにそこで、ブギーマンに襲われそうになってしまうのです。
『ハロウィン』出演後、ジェイミー・リー・カーティスは続けざまに何本ものホラー映画に出演することになります。
その中には、『ハロウィン』の続編である『ハロウィンⅡ』も含まれています。
ザ・フォッグ
タイトル | ザ・フォッグ(The Fog) |
監督 | ジョン・カーペンター |
公開 | 1980年5月24日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間29分 |
『ハロウィン』に続き、ジョン・カーペンター作品に出演したジェイミー・リー・カーティス。
100年前の亡霊に呪われている町に、たまたまやってきたジェイミー・リー・カーティス演じるエリザベスは、その町で亡霊に襲われそうになってしまいます。
「霧」の中に潜む正体不明の亡霊に怯える町民の物語ですが、ジェイミー・リー・カーティスは背後から死体に抱きつかれ思いきり叫び声をあげていました。
映画『スクリーム』の中で「ジェイミー・リー・カーティスはホラー映画ではヴァージンだった。」と言っていますが、『ザ・フォッグ』ではヒッチハイクで車に乗せてもらった男性とベッドでいちゃついてるシーンがあります。
プロムナイト
タイトル | プロムナイト(Prom Night) |
監督 | ポール・リンチ |
公開 | 1981年10月17日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間32分 |
実は、この作品ではジェイミー・リー・カーティス演じるキムは、殺人鬼に襲われません。
彼氏が殺人鬼に襲われているのをキムは勇敢に助けようとします。
『プロムナイト』では、叫び声を上げながら殺人鬼に向かっていくという、本来の「悲鳴の女王」とは違う意味での悲鳴をあげる作品になっていました。
映画『スクリーム』の中でジェイミー・リー・カーティス好きの彼氏に、「彼女の胸がいんでしょ」と彼女が言いますが、この『プロムナイト』ではブラにシャツを羽織っただけのジェイミー・リー・カーティスが出てきます。
ホラーからコメディーへ
悲鳴の女王と呼ばれ、立て続けにホラー映画に出演してきたジェイミー・リー・カーティスでしたが、1983年にはコメディ映画『大逆転』に出演します。
タイトル | 大逆転(Trading Places) |
監督 | ジョン・ランディス |
公開 | 1983年12月10日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間56分 |
『大逆転』では今ままでの純粋な学生ではなく娼婦を演じたジェイミー・リー・カーティスは、この作品で英国アカデミー賞助演女優賞を受賞しました。
さらに映画『スクリーム』に「彼女は1983年の「大逆転」まで胸を見せない」というセリフがあるように、彼女はこの作品で2回も裸になっています。
「悲鳴の女王」と呼ばれホラー映画の常連だったジェイミー・リー・カーティスが、体当たりで挑んだコメディー映画が『大逆転』でもあるのです。
まとめ
「悲鳴の女王」ジェイミー・リー・カーティス。
彼女が出演した初期の頃の作品を見ると、「悲鳴の女王」と呼ばれていた理由や、映画『スクリーム』のなかでホラー映画好きの若者達が彼女に夢中になっていた理由が分かります。
ジェイミー・リー・カーティスは、今でも『ハロウィン』関連の作品に出演したり、またコメディ映画にも出演して色んな演技で楽しませてくれています。
そんな彼女のデビュー当時の演技を見ることができるのが、今回紹介した『ハロウィン』『ザ・フォッグ』『プロムナイト』です。