芸術の世界を味わう 小説や映画に登場したオリエント急行に乗ってきた


アガサ・クリスティの有名な推理小説『オリエント急行殺人事件』。2度も映画化されたこの作品の舞台は、もちろんオリエント急行です。そこでオリエント急行の美しい世界を味わうために、箱根ラリック美術館に展示されているオリエント急行に乗ってきました。

箱根ラリック美術館

オリエント急行を楽しむことができるのは、箱根にある箱根ラリック美術館です。

開館時間午前9時~午後5時(美術館入館は4時30分まで)
営業日年中無休(展示替のため臨時休館あり)
ホームページhttp://www.lalique-museum.com
住所神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1
TEL0460-84-2255

宝飾とガラス工芸作家であるルネ・ラリックの作品が展示されているラリック美術館の一角にある「LE TRAIN」では、実際に走っていたオリエント急行の車両の中で、ティータイムを堪能することができるようになっています。

豪華なオリエント急行の中で、幸せな時間を過ごすことができます。

美味しいデザートを味わいながら、ラリックの手がけたオリエント急行の中で、豪華な気分になること間違いなし!

(こちらは1日数回行われている完全予約制になりますが、状況に応じて時間が変わっていますので、ホームページをご確認ださい)

ル・トランの車両

ルネ・ラリックが内装を手がけたル・トランの車両は、1929年にパリとフランス南部を結ぶルートとして開通した「コート・ダジュール特急」として使用されていました。

その後、ル・トランの車両は使用されなくなってしまい運行が休止となりますが、オリエント急行の路線で復活し2004年までパリとインスタンブールの間を走行し続けました。

箱根ラリック美術館では、実際にオリエント急行として走行していたル・トランの車両に乗って、優雅な時間を過ごすことができるのです。

 

オリエント急行車内

ラリックが装飾を手がけたル・トランの車両の中に一歩足を踏み込むだけで、その豪華さと繊細さが伝わってきます。

150枚以上のガラスが貼りめぐらされた車内では、1928年に制作された「彫像と葡萄」の装飾パネルを見ることができます。

葡萄と男女の像が浮き彫りされたパネルは、豊かな実りを象徴しています。

さらに、ラリックの娘スザンヌがデザインした「花束」のパネルもあります。

「花束」が装飾されている部屋には入ることができませんでしたが、窓の外からでもその華麗さが伝わってくる美しいパネルでした。

そんな豪華な車内で過ごしたティータイム。

ハロウィンが近いということもあって、デザートはカボチャのタルトでした。

現役時代のままを維持した車内の美しい内装で美味しいデザートを食べると、オリエント急行に乗ってヨーロッパを旅している気分になりました。

オリエント急行が登場する作品

オリエント急行が登場する作品として有名なのは、アガサ・クリスティーによって書かれ1934年に出版された『オリエント急行殺人事件』です。

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オリエント急行内で起きた殺人事件を、名探偵のエルキュール・ポアロが推理していく推理小説です。

驚きの結末が待っているこちらのミステリーは、その後2度に渡って映画化されています。

初めて映画化されたの1974年。

イングリッド・バーグマンやショーン・コネリーなど、豪華寝台列車に見劣りしない豪華なキャストが勢揃いしました。

2回目の映画は1回目から43年後の2017年に公開されました。

こちらの作品もケネス・ブラナーやジュディ・デンチ、ジョニー・デップなど豪華なキャストが出演しています。

小説と映画版の『オリエント急行殺人事件』の詳細はこちら>>>

さらに、1964に公開された映画『007 ロシアより愛を込めて』にも、オリエント急行は登場します。

「イギリスに亡命したい」というソ連の暗号解読員の女性を連れたジェームズ・ボンドが乗車したのが、オリエント急行でした。

ジェームズ・ボンドと共に、イスタンブールからパリへ向かうオリエント急行の車窓を楽しむことができる作品です。

映画『007 ロシアより愛を込めて』の詳しい内容はこちら>>>

まとめ

箱根ラリック美術館に展示されているオリエント急行のル・トランの車両。

ラリックが手がけた美しい車内で、素敵なティータイムを過ごすことができます。

当時の面影を感じる繊細な車内で美味しいデザートを食べながら、ゆったりとした時間の流れの中で映画の世界を堪能できました。

贅沢な時間を過ごしたい方には、おすすめのスポットです。

オリエント急行に乗ってヨーロッパ旅行を味わってみてください。