『ボーン・アルティメイタム』と同時進行のもう1つの物語『ボーン・レガシー』。ジェイソン・ボーンによってCIAの計画が暴かれようとした時、もう1つの作戦がアウトカムが中止になってしまいます。ここではジェイソン・ボーンとのつながり、そしてもう1つの作戦アウトカムについてまとめてみました。
『ボーン・レガシー』作品情報
タイトル | ボーン・レガシー(The Bourne Legacy) |
監督 | トニー・ギルロイ |
公開 | 2012年9月28日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間15分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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記憶を失った最強暗殺者ジェイソン・ボーンの存在によってCIAの極秘プログラム“トレッドストーン計画”が暴かれようとしていた。
それはさらなる極秘計画“アウトカム計画”にも波及し、国家調査研究所のリック・バイヤーはCIAを守るため、すべてのプログラムを闇に葬り去るべく動き出す。
関係者が次々と抹殺されていく中、アウトカム計画の“最高傑作”アーロン・クロスは間一髪で逃げ延びる。
アーロンは同様に命を狙われた研究者マルタを救い出すと、体調の維持に必要な薬を求めてフィリピンのマニラへと向かうのだったが…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/342005)
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『ボーン・アルティメイタム』と同時進行の世界
『ボーン・レガシー』の世界は、『ボーン・アルティメイタム』と同時進行で起きていたもう1つの物語です。
『ボーン・アルティメイタム』でジェイソン・ボーンとCIAのパメラ・ランディがトレッドストーンとブラックブライアーという人間兵器養計画を暴こうとしていました。
これらの作戦が暴かれてしまうと同時に進行していたアウトカム作戦も表沙汰になってしまう可能性があります。
アウトカム作戦を仕切っているのは米国調査分析局です。
彼らはトレッドストーンに関わっていたアルバート・ハーシュ博士とアウトカム作戦に関わっているダン・ヒルコット博士が一緒にいる映像がYouTubeに出回っていることも知ります。
どうしても作戦がバレることを防ぎたい米国調査分析局のリック・バイヤーは、作戦中止を決行します。
そして作戦に関わっていた人間兵器や科学者達を次々と殺すように指示したのでした。
リックはアーロンとシェアリング博士を殺すことに失敗してしまいますが、アウトカム作戦はバレずにすみました。
なぜならCIAはパメラに全責任を押し付けたからです。
捕まったはずのアルバートが、心不全でなくなります。
ニュースで心不全と流れていましたが、きっと殺されたはずです。
そしてCIAはボーンを助けたパメラを反逆者として扱います。
『ボーン・アルティメイタム』の中でもCIAの長官クレイマーは「ブラックブライアーが失敗したらパメラのせいにする」と言っていました。
CIAはブラックブライアーは離脱した作戦員を追うためにスタートしたことにしました。
その中でジェイソン・ボーンを助けたパメラは、国家の敵を助けたとされ起訴されることになったのです。
パメラがマスコミに流そうとした資料も、流出する前に止められていました。
これによりパメラは全責任を負わされることになってしまいました。
アウトカム作戦
リック・バイヤーのもとで進められていたアウトカム作戦。
それは薬によって人間の行動や精神を人為的にコントロールするという作戦でした。
ウィルスを投与されたことで、アーロン達はリック達に操作される人間兵器となりました。
しかもジェイソン・ボーンとは違い、彼らの体にはチップが埋め込まれていて位置情報を把握されてしまいます。
それはトレッドストーンよりもさらに人間を蝕む作戦でした。
アーロンが服用していたのはグリーンとブルーの2つの薬です。
アーロンの体には知らないうちに活性ウィルスが投与されていました。
グリーンの薬はウィルスによって得られる体力を維持させるものでしたが、ウィルスが体力を安定させため服用する必要はなくなりました。
もう1つのブルーの薬は精神的レベルを維持させるためのものでした。
グリーンの薬と同じようにウィルスを接種すれば、薬を飲まなくても半永久的にレベルを維持できます。
薬を失ったアーロンは、ウィルスを接種するためにシェアリング博士とウィルスのあるマニラに向かったのでした。
まとめ
『ボーン・アルティメイタム』と同時進行の世界が描かれた『ボーン・レガシー』でしたが、作戦はさらにひどいものになっていました。
しかもジェイソン・ボーンが命をかけて作戦を暴いても、それはすり替えられてしまいました。
アーロンは作戦を暴くことはしませんでしたが、「もう追うな」というメッセージを残して消えます。
これは最初のジェイソン・ボーンと同じです。
しかも政府は次々と計画を用意しています。
人間兵器作戦は終わりのない計画だったのです。