映画『スポットライト 世紀のスクープ』新聞社が暴いた神父が起こしていた事件の真実


2002年にボストン・グローブ新聞社が暴いたカトリック教会の神父による性的虐待事件。これは世界に衝撃を与える事件でした。さらにボストンの大司祭がその事実を知りながら隠蔽したいたことも分かりカトリック教会にとっては大打撃となりました。映画『スポットライト 世紀のスクープ』では事件の真実を暴いていく新聞記者の懸命な姿が描かれていました。

『スポットライト 世紀のスクープ』作品情報


スポットライト 世紀のスクープ[Blu-ray]

タイトル スポットライト 世紀のスクープ(Spotlight)
監督 トム・マッカーシー
公開 2016年4月15日
製作国 アメリカ
時間 2時間9分

Rotten Tomatoes

あらすじ

2001年、夏。

ボストンの地元新聞“ボストン・グローブ”の新任編集局長としてマイアミからやって来たマーティ・バロン。

さっそく目玉になる記事の材料を物色し、神父による子どもへの性的虐待事件に着目すると、これを追跡調査する方針を打ち出す。

しかしボストン・グローブの読者は半数以上がカトリック教徒。彼らの反発を招きかねないと古参幹部は難色を示すが、地元のしがらみと無縁で、なおかつユダヤ人のバロンは強気に押し切っていく。

こうして、リーダーのウォルター“ロビー”ロビンソンを中心に特集記事欄《スポットライト》を担当する4人の記者たちが調査を開始する。

そして地道な取材を積み重ね、次第に事件の背後に隠された巨大な疑惑の核心へと迫っていくが…。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/355060)

アカデミー賞受賞
・作品賞
・脚本賞

ボストン・グローブ新聞社が暴いた真実

ボストン・グローブ新聞社が暴いたカトリック教会の新譜による児童の性的虐待事件。
この事実は世界にに衝撃与えただけでなく、カトリック教会の総本山のバチカンも揺るがす事件になってしまいました。

ボストン・グローブ新聞社が暴いたのはボストン司教区のゲーガン神父が6つの教区で30年にもわたり子供に性的虐待を行なっていたという事実でした。

さらにその事件をボストン大司祭のロー枢機卿は知っていて、隠蔽しようとしていたのです。
虐待を行なっていた神父は虐待の後逮捕までされていますが、教区を転属になるだけだったり病気療養をするだけで法的な対応は何もありませんでした。
しかも事件の証拠は封印されていて見ることもできません。

神父一個人の問題ではなく教会自体のシステムに問題があると気が付いた「スポットライト」の記者たち。
彼らはその後の調査を続け、ゲーガン神父だけでなく249人もの神父が性的虐待を行なっていたことを暴きました。
その被害者は1000人以上にも上りました。

このボストン・グローブ新聞社が亜大た真実は波紋をを呼び、他の都市でも虐待が起きていたことを暴くことに繋がりました。
さらにアメリカだけでなく、世界中で虐待が起きていたということが分かったのです。

彼らが必死に調べ続けた事実。
それは世界を揺るがす大事件になりましたが、それによって隠され続けたいたとんでもない事件が明るみに出たのです。

ボストン・グローブ新聞社で「スポットライト」の統括をしていたベン・ブラッドリー・ジュニア。
彼の父親はワシントンポストの主幹だったベン・ブラッドリーです。
彼の活躍は『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』や『大統領の陰謀』で描かれています。

父親ゆづりの記者魂で息子ベンもまたカトリック教会の中で起きていた事件を暴いたのでした。

ローマ・カトリック教会

バチカンが総本山のローマ・カトリック教会。
ここにはローマ・カトリック教会の代表である教皇がいます。

教皇の次の地位になるのが、枢機卿になります。
教皇が直接任命し、枢機卿団を構成し教皇の職務を助ける役割です。

そんな教皇の次の地位に当たる枢機卿が、神父の性的虐待を隠し続けていたのです。
さらにボストンの街はカトリック教会の権力によって牛耳られていました。

そんなボストン大司祭のロー枢機卿はボストン司教区で起きていたことを暴かれた後、ボストン大司祭を辞任します
しかし彼はローマにある最高位の教会に転属しました。
また告発された神父たちも解任されましたが、聖職を奪われることはありませんでした。

これらのことは多くの人たちから非難されることになりましたが、当時のローマ・カトリック教会自体は「陰謀だ」と新聞社や非難する人たちを逆に非難しました。

しかしその後も、長年にわたって起きていた神父や司祭による性的虐待は暴かれ続けたのでした。

まとめ

世界を揺るがす大スクープとなったカトリック教会の神父による性的虐待事件。
自分たちが長年信じてきたものに裏切られる形となりながらも、真実を伝えるために記者たちは取材を続けました。

そして見えてきたものはとんでもない大きな事件だったのです。
さらに街自体がカトリック教会の権力によって牛耳られていました。

一神父の問題ではなく教会自体の大きな問題であることに気がついたボストン・グローブ新聞の記者たち。
彼らの勇気ある行動によりアメリカの他の年だけでなく、世界中で起きたいたことを暴くことになりました。

それは記者魂でもありました。
ただしそれは自分たちが信じてきたものを壊してしまうという、辛い現実も覚悟しなければいけないということでした。