映画『ブレードランナー』あらすじと感想 もっと生きたかったレプリカントの戦い


カルト映画の1つに挙げられる『ブレードランナー』。公開当時はヒットしませんでしたが、今ではマニアの間では評判の作品となっています。荒廃した2109年、人間とレプリカントが共に生きる世界で、4年しか寿命のないレプリカントは生きる希望を探し続けたのです。

『ブレードランナー』作品情報

タイトル ブレードランナー(Blade Runner
監督 リドリー・スコット
公開 1982年7月3日
製作国 アメリカ/イギリス
時間 1時間57分

Rotten Tomatoes

『ブレードランナー』あらすじ


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2019年、酸性雨が降りしきるロサンゼルス。

植民惑星から4体の人造人間=レプリカントが脱走した。

彼らの捕獲を依頼された“ブレードランナー”デッカードは、地球に潜入したレプリカントたちを追うが……。

(出典:https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=0080644004&pT=null)

レプリカント

出典:IMDb

21世紀の初めに作られた人間そっくりのネクサス型ロボット。
レプリカントと呼ばれるロボットは体力も敏捷さも人間より優れていて、知性もレプリカントを開発した技術者と同等でした。

レプリカントが作られた目的は、地球外の植民地で奴隷として働かされるかもしくは他の新しい星の探索です。

彼らの労働は過酷なものでした。
人間が行わない代わりにレプリカントがその労働を行っていたのです。

感情以外は人間と変わらないネクサス6型のレプリカントは、製造後数年経てば感情も持ち始めるようになっていました。
しかしレプリカントが感情を持つと面倒なことが起きるので、レプリカントの寿命は4年とされたのでした。

いつしか人間に対して反抗心を持つようになったレプリカントは植民地を脱走し、地球にやってきます。
彼らの目的はただ1つ。
長く生きたい。」それだけだったのです。

ブレードランナー

出典:IMDb

人間に対して反乱を起こし地球にやってきたレプリカント。
人間の敵となった彼らを処分するために、ブレードランナー特捜班が作られました。

ハリソン・フォード扮するデッカードは、元ブレードランナーでしたが今は引退しています。

しかし2019年11月6匹のレプリカントが植民地を脱走し地球にやってきました。
1匹は死んでしまいましたが、残りは地球に潜り込んでいます。
そのかられを処分するために、優秀なブレードランナーだったデッカードに復帰をお願いしたのです。

最初は断ったデッカードでしたが、彼には選択の余地はなくブレードランナーとして地球にいるレプリカントを探すことになったのでした。

ブレードランナーは人間とレプリカントを見極めるためにテストを行います。
いくつかの質問をして、瞳孔を調べます。
その動きによってレプリカントか人間なのか判断するのです。
それ以外の外見は人間とレプリカントは全く同じだったのです。

ロイvsデッカード

出典:IMDb

レプリカントを探すデッカード。
レプリカントは自分たちを作ったタイレル社の社長タイレルに会います。

寿命を延ばしてほしい」とタイレルにお願いるレプリカントのリーダーロイ・バッティでしたが、タイレルはその方法はないと答えました。

自分たちの寿命を伸ばす方法がないことを知り、悲しみにくれるロイ。
そのままタイレルを殺してしまいました。
ただ「長く生きたい」それだけなのに、彼らの願いは叶うことなかったのです。

ロイの元にやってきたデッカード。
ロイの寿命は終わりに近付いていますが、ロイはデッカードと戦います。
それが自分の生きる意味のように、悲しみにくれながらも体が動かなくなるギリギリまで生き続けたのです。

圧倒的な強さでデッカードを追い詰めるロイ。
落ちないように必死に捕まっているデッカードは雨と力の限界で手が離れてしまいます。
それをロイは助けます。
死が近づいている者の気持ちをデッカードに感じさせたようにも思えます。

ロイたちが日々どんな気持ちで、生きていたのか。
デッカードはこの時初めて感じたのです。
それと同時にロイの寿命は尽きてしまいました。

レプリカントの生きる思いを知ったデッカード。
彼はもう1匹のレプリカントレイチェルとともに逃げることにしたのです。
彼女は短い命かもしれないが、彼女とともにいることを決めたデッカード。

ロイによって生きることの意味、命の素晴らしさを教えてもらたのでした。

まとめ

今でも多くのファンがいる映画『ブレードランナー』。

荒廃した世界で生きることの意味を人間に教えたのは、人間が作ったレプリカントでした。

『ブレードランナー』の世界は2019年です。

2019年現在世界はここまで荒廃した世界にはなっていませんが、人間が生きる意味を失いつつあるのは同じかもしれません。

最後まで必死に生き抜いたロイ・バッティ。

彼の姿が今の私たちに教えてくれることはたくさんるでしょう。