映画『美女と野獣』(2017)あらすじと解説 エマ・ワトソンがベルを演じることに意味があった


世界中で知られる物語『美女と野獣』。実写版のベルをエマ・ワトソンが演じることは大きな意味がありました。現代の社会に適応させた新しい『美女と野獣』には自立した強い女性が描かれ、さらにマイノリティにも目が向けられていました。

『美女と野獣』(2017)作品情報

タイトル 美女と野獣(Beauty and the Beast)
監督 ビル・コンドン
公開 2017年4月21日
製作国 アメリカ
時間 2時間09分

Rotten Tomatoes

『美女と野獣』(2017)あらすじ


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魔女の呪いによって野獣の姿に変えられてしまった美しい王子。

呪いを解く鍵は、魔法のバラの花びらが全て散る前に誰かを心から愛し、そして愛されること―。

だが野獣の姿になった彼を愛するものなどいるはずがなく、独り心を閉ざし本当の自分を見失っていく。

そんな絶望な日々に光を与えたのは、心に孤独を抱えながらも、自分の輝きを信じて生きる、聡明で美しい女性、ベル。

このふたりの出会いがお互いの運命を次第に変えていく。

(出典:https://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast/about.html)

 

エマ・ワトン演じるベル

https://twitter.com/beourguest/status/842071920971472896

実写版『美女と野獣』で主人公のベルを演じたのは、エマ・ワトソンです。
実は彼女がこのベルを演じることには深い意味があります。

これまでディズニーで描かれてきたプリンセス物語は女性がお金持ちでかっこいい王子様と結婚して幸せになるという終わり方が多かったのですが、これは現代の女性像にあっていないとされています。

時代の流れとともに女性の立場も大きく変わってきました。
アニメ版の『美女と野獣』もディズニー作品の中では比較的自立した女性を描いていましたが、実写版ではそれをより強く描いています。

そしてこのベルを演じたのがエマ・ワトソンなのです。
ベル同様に教養のあるエマ・ワトソン。
名門ブラウン大学に通った彼女はイェール大学・ケンブリッジ大学にも合格した才女なのです。

さらにベル同様に本が大好きなエマ・ワトソン。
彼女はブッククラブを立ち上げSNSで仲間同士交流できる場を設けています。

そして女性の地位向上のためにも動いているエマ・ワトソンは国連のUNウィメンという女性の地位向上のための組織の親善大使も務めていました。

そんな彼女がベルを演じることが、現代版とされる『美女と野獣』のベルの位置づけに大きな意味をなしているのです。

本が大好きで町では変わり者と言われていますが、男性に頼らず自立した女性がベルです。
傲慢なガストンのプロポーズを断り、さらにお城では父の身代わりになります。
全て自分の意思で動いているのがベルなのです。

ベルが魔法にかかってしまった野獣を助ける物語が、実写版『美女と野獣』でした。
彼女は「愛している」と言ってキスしたことで野獣のまほが解けます。
それは「白雪姫」の逆バージョンとも言うことができるのです。

現代の社会にあった『美女と野獣』

自立した女性を描いた『美女と野獣』は現代社会に合わせた内容に作られていましたが、ベルだけでなく他にも現代の社会に適応させた展開がありました。

それはガストンの友達ル・フウです。
彼は今回の『美女と野獣』ではガストンのことが好きなゲイとして描かれていました。
ベルに相手にされないガストンに「僕がいる」と言っています。

さらにガストンのことが好きなので、彼のために無理難題にも対応し彼のきを引こうとしていました。

ガストンには相手にされませんでしたが、ル・フウは最後のダンスシーンでは男性と踊っていました。

このル・フウの描き方も現代らしい描き方だなと感じました。

昔から愛され続ける物語も時代の変化により、その時の社会に合わされて作り直されているのです。

まとめ

みんなが大好きな『美女と野獣』の実写版。

プリンセスとしても人気の高いベルをエマ・ワトソンが演じることで、現代の教養のある自立した強い女性として描かれていました。

少しずつテイストを変えて今の社会に合わせてるくられている『美女と野獣』。

子供達の憧れるプリンセスは、強くたくましい女性像となっていくはずです。