貨物宇宙船ノストロモ号は鉱石を積み仕事を終え地球に帰還中です。しかしクルーが冬眠ポッドから目覚めるとノストロモ号を地球に向かうはずのコースを外れていました。彼らはどうやら他の惑星に向かっているようです。それは発信者不明の信号を傍受したからです。任務のためその惑星に向かった彼らでしたが、そこにいたのは巨大な化石になった異星人と卵でした。
『エイリアン』作品情報
タイトル | エイリアン(Alien) |
監督 | リドリー・スコット |
公開 | 1979年7月21日 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
時間 | 1時間57分 |
Rotten Tom

あらすじ
巨大な宇宙貨物船に侵入した一匹の異星生物の恐怖。
地球への帰途についていた宇宙貨物船ノストロモ号は、謎の救難信号を受けて未知の惑星に降り立つ。
そこには異星人の船があり、船内には無数の奇怪な卵が存在していた。
卵から飛び出した奇妙な生物が顔に貼り付いた航宙士ケインを回収し、ノストロモ号は再び航海につくが、彼の体内にはすでに異星生物の幼体が産みつけられていたのだ。
ケインの腹を突き破り姿を現したエイリアンは脱皮を繰り返し巨大に成長、一人また一人と乗組員を血祭りにあげていく……。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/2752)
ノストロモ号の本当のミッション
貨物宇宙船ノストロモ号は鉱石を2000万トン積み、地球に向かっていました。
貨物船なので乗組員達は自分たちの任務は、鉱石を地球に持って帰ることだと思っていました。
しかしこの貨物宇宙船ノストロモ号には別の極秘ミッションがありました。
それは科学責任者のアッシュが任された特別指令です。
特別指令とは
・生体の標本を持ち帰ることが最優先
・乗組員は場合により放棄してよい
というものでした。
これを知った当然リプリーは怒ります。
そしてアッシュを壁に押し付けますが、その時アッシュの額から白い液体が流れてきました。
そしてその後アッシュがロボットだったことが分かります。
アッシュは会社の特別指令のために正体を伏せて貨物宇宙船ノストロモ号に乗ったロボットだったのです。
ロボットのアッシュは特別指令に従うために、リプリーに反抗します。
しかしそれが貨物宇宙船ノストロモ号に悲劇を招き入れてしまったのでした。
人類が初めて見つけた生物の正体
正体不明の信号を傍受し信号の送られてくる星に向かった貨物宇宙船ノストロモ号。
その信号はSOSではなく警告でしたが、それにリプリーが気がついた時すでに船長達は不思議な丸い宇宙船を発見していました。
その宇宙船の中には化石化した異星人が椅子に座っています。
しかも骨が曲がり中から何かが破裂したような形跡がありました。
そうこれがこの後起こることを示していたのですが、もちろん船長達はこの時はそんなことを知るよしもありません。
そしてケインは地下に降りる入口を見つけ、したに降りていきます。
そこでケインは不気味な卵を見つけます。
中では生命体が動いていました。
卵に興味を示したケインが中を覗き込むと、卵の中から生命体が飛び出しヘルメットに付着してしまいます。
宇宙船に戻った時すでに生命体はヘルメットを溶かしてケインの顔に付着していました。
生命体はケインの器官に入り込んで酸素を送っているようです。
船長はなぜ生命体がケインを生かしておくのか不思議でしたが、これには大きな理由があったのです。
しかも生命体おん血液は酸で出来ているので、生命体を銃で殺すことはできません。
血が飛び血れば宇宙船が溶けてしまいます。
どうしたらいいか船長が悩んでいる時、なぜか生命体がケインの顔から剥がれしかも生命体は死んでいました。
ケインも元気になり民が良かったと思いますが、実は生命体はすでにケインの体内に卵を生んでいたのです。
(後に作られる映画『エイリアン:コヴェナント』で卵を生むのではなく、DNAを書き替えていることが分かります)
そしてあの有名なシーンに繋がります。
ケインのお腹からエイリアンが誕生したのです。
しかもエイリアンは脱皮をして巨大化します。
アッシュが言うには完成生物のエイリアン。
人類がエイリアンを倒すことは不可能なのです。
しかしリプリーはエイリアンを船外に追い出すことでなんとかエイリアンを倒すことに成功したのです。
貨物宇宙船ノストロモ号のクルーで生き残ったのはリプリーたった1人でした。
まとめ
たくさんの作品に影響を与えたエイリアンが誕生したのがこの映画『エイリアン』です。
いくつもの有名なシーンを生み出し、そして驚きのエイリアンを誕生させました。
この先にたくさん登場するエイリアン関連の映画は、すべてこの作品から始まりました。
人間の体内に寄生し誕生する完全生物エイリアン。
それが人類が初めて見つけた生命体の正体だったのです。