映画『ソーシャル・ネットワーク』あらすじと感想 世界最年少の億万長者の孤独


マーク・ザッカーバーグがFacebookを作る経緯を描いた映画『ソーシャル・ネットワーク』。大学生のマーク・ザッカーバーグがどうやってフェイスブックを作ったか?そしてその後の経緯を描いた映画ですが、成功の陰に隠れた孤独な男の寂しさが描かれていました。

『ソーシャル・ネットワーク』作品情報

タイトル ソーシャル・ネットワーク(The Social Network)
監督 デヴィッド・フィンチャー
公開 2011年1月15日
製作国 アメリカ
時間 2時間00分

Rotten Tomatoes

『ソーシャル・ネットワーク』あらすじ


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2003年の秋。

ハーバード大学の学生にして天才プログラマー、マーク・ザッカーバーグは、恋人にフラれた腹いせに、学内のデータベースをハッキングして、女子学生たちの顔写真を使った人気投票サイトを作ってしまう。

そんな彼の技術に目を付けたエリート学生が、学内交流を目的としたサイトへの協力を持ちかける。

しかしマークは、親友のエドゥアルドを誘って、ハーバードの学生を対象としたソーシャル・ネットワークのサイトを立ち上げる。

するとそれは瞬く間に登録者を増やし、急速に拡大していくのだったが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=337475)

マーク・ザッカーバーグ

出典:IMDb

ハーバード大学在籍中にFacebookを作ったマーク・ザッカーバーグ。
『ソーシャル・ネットワーク』の中ではフェイスブックを作る経緯とその後の人生を描かれています。
世界最年少の億万長者になった男の半生が綴った映画ですが、あくまで映画に登場するマーク・ザッカーバーグはフィクションです。

もちろん史実通りのこともあります。
彼が大学の女子を比べた「Hot or Not」というサイトを作ったり、Facebookクを立ち上げるに当たってショーン・パーカーの協力を得たり、さらにはウィンクルボス兄弟やエドゥアルドとの訴訟などは事実です。

しかし映画の中のセリフや彼が感情がないように描かれている部分はあくまでフィクションです。

最大の違いは、映画の中では振られたエリカをずっと引きずっていたマーク・ザッカーバーグ。
映画のラストも友達リクエストを彼女に送るシーンで終わっています。

しかし実際は、彼はハーバード大在学中に出会ったプリシラ・チャンと結婚しています。
彼女とは在学中の2003年に交際をスタートしていますので、映画に登場するエリカのような女性は実在しませんでした。

彼が人とのコミュニケーションが苦手でビジネスとして成功したけど、その裏は孤独だったという物語にするためにこのような脚本になっているのです。

事実マークには、エドゥアルド以外にも友達はいましたが、「成功者の孤独」ということを描くために物語を作ったのです。

成功者の孤独と寂しさ

出典:IMDb

世界最年少の億万長者となったマーク・ザッカーバーグ、映画の中ではトップになるものの孤独が描かれています。

人とのコミュニケーションが苦手なマークは、彼女との会話さえも噛み合いません。
さらには友達であったエドゥアルドにさえ、裏切りのような行動をとってしまいます。
人の心を読み取ることが苦手だったことが随所に描かれている映画の中では、気がつけば彼は孤独でした

ショーン・パーカーは彼のビジネスを利用しようとしていました。
そのために親友を裏切ることになります。

フェイスブックを考える元になった「ハーバード・コネクション」のことではウィンクルボス兄弟に訴えられてしまいます。

天才が故の孤独ですが、それは彼のコミュニケーション障害が理由の1つでもあったようです。
訴訟の会議でも「そんなこと言わなくても」ということを思わず口走ってしまいます。
でも彼には悪気はないようです。
相手の気持ちを考えずに思ってことを言ってしまうマークには、弁護士も頭を抱えています。

それは彼の早口からも想像できます。
とにかく喋り続けるマークは、相手の感情は関係ありません。
自分が思ったことを話すだけなのです。

世界5億人が使用するFacebookの創設者マーク・ザッカーバーグは、億万長者になった時は、周りには誰もいなくなっていました。
そして孤独だったのです。

ただし、彼には悪意はありませんでした。
だから最後に弁護士の女性は「あなたは嫌な奴じゃない。そう振る舞っているだけ。」と言ったのだと思います。

全てはエリカに振られたことで始まったフェイスブック。
親友もいなくなった彼は、何度もエリカに友達申請を送ります。
それは全てが彼女から始まっていたからです。

Facebookのせいで孤独になった男は、Facebookで友達を作ろうとするという皮肉的で切ない終わり方になっていました。

まとめ

成功と引き換えに友を失ってしまった男の物語『ソーシャル・ネットワーク』。

コミュニケーションを取ることができない男が、コミュニティーを広げるサイトを作り、そしてリアルな親友を失ってしまいます。

最後には自分の作ったFacebookで友達申請をするという、悲しく切ない終わり方になっていたこの映画は、成功者の孤独と寂しさを描いています。

お金持ちになったけど、大切なものを失ってしまったマーク・ザッカーバーグ。

彼はなぜFacebookを作りたかったのでしょうか?

全てはエリカのためだったのかもしれません。

ただし、実際のマーク・ザッカーバーグはビジネスでは色々ありますが、プリシラ・チャンという最高のパートナーを見つけて幸せな生活を送っています。