1997年にテレビドラマとして始まった『踊る大捜査線 』。映画も4作品作られスピンオフ作品も作られた人気シリーズもこの『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』で最後となります。15年見続けた青島刑事の姿もこれで見納めです。
『踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望』作品情報
タイトル | 踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望 |
監督 | 本広克行 |
公開 | 2012年9月7日 |
製作国 | 日本 |
時間 | 2時間6分 |
『踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望』作品情報
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さようなら青島刑事
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「正しいことがしたい」
その信念を15年間貫き通した青島刑事。
その姿もこの作品で見納めとなります。
どんなことがあっても戦い続けた青島刑事。
時には自らの体を犠牲にすることもありましたが、市民を守るために日夜戦い続けました。
最初は正義だけで突っ走っていた青島刑事でしたが、和久さんの元で立派な刑事となりました。
そして青島刑事と同時に成長し続けたのが室井さんです。
青島刑事と交わした約束を実現するために、彼もまた日々戦い続けています。
納得できないことや理不尽なことを目にしながらも、風通しの良い組織を作るために働いています。
室井さんも必死で頑張っていることを青島刑事は知っているからこそ、青島刑事も無理おS何をどこまでも信じてついていきます。
溢れるばかりの正義感を持っていた男も15年経って「正義は胸に秘めとくぐらいがちょうどいい」と言えるまでに成長していました。
もうこれで彼の勇姿が見れなくなる音は寂しいですが、きっとこの先も湾岸署で市民を守るために働き続けていてくれるはずです。
そして室井さんも透明性のある警察組織を作り上げてくれるはずです。
訴え続ける作品のメッセージ
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『踊る大捜査線』シリーズが視聴者に訴え続けたメッセージ。
それは1つは和久さんの言葉を通して語られていました。
がむしゃらになる若者に、人生の先輩としていつも適切な言葉を青島にかけていました。
そしてそれは私たち視聴者へ向けての言葉でもありました。
和久さん演じるいかりや長介さんが亡くなってしまった後もそのスタンスは同じでした。
この作品でも「大切なものから目を離している者は、真実にたどり着けない」という言葉を私たちに伝えてくれています。
ドラマシリーズから見直すと数々の名言を残してくれた和久さん。
その言葉の多くは視聴者の心こに刻まれています。
そしてもう1つのこの作品のメッセージ、警察の体制でしょう。
もちろんフィクションであるこの作品と現実は違うでしょうが、少なからずは近いものがあると感じてしまうっ実態が日常で起きています。
ニュースで見る警察の実態は、残念ながら『踊る大捜査線』シリーズと似たようなことが起きているのではと感じてしまうこともあります。
でも青島刑事は「警察官になった日に誰もが正しいことをしたいと思う」と言っていました。
その思いを持ち続けて、私たち市民を守り続けてくれる警察であって欲しいと思います。
まとめ
15年間続いた不動の人気作品『踊る大捜査線』。
『踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望』が最後の作品となってしまいました。
正義を通してつながる青島と室井さん、そして和久さんの心に残るメッセージなどたくさんの思い出を残してくれた作品でした。
日本中をブームに巻き込んだ作品。
いつ見ても彼らに勇気をもらえるはずです。
これで作品は終わってもきっと多くのファンの心に残り続ける作品です。