映画『スプラッシュ』あらすじと感想 大人版リトル・マーメイド

恋した女性は人魚姫だった。そんな人魚と人間の恋愛を描いた『スプラッシュ』。ディズニーが製作しただけあって王道の物語になってしましたが、コメディ要素の多い作品でもありました。

目次

『スプラッシュ』作品情報

タイトル スプラッシュ(Splash)
監督 ロン・ハワード
公開 1984年9月8日
製作国 アメリカ
時間 1時間51分

Rotten Tomatoes

『スプラッシュ』あらすじ


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少年時代に溺れかけたせいで泳げなくなったにも関わらず、酔った勢いでボートに乗ったアレンは海に投げ出されて気を失ってしまう。

浜辺で目を覚ましたアレンは、全裸のブロンド美女に出会い一目で恋に落ちてしまうのだが彼女はなんと人魚だった。

拾った財布を頼りにニューヨークにやって来た人魚と再会を果たしたアレンは、彼女をマディソンと名付け世話をすることにした。

一方、人魚を目撃した海洋学者はマディソンの正体を暴こうと躍起になっていた。

そして、本当の彼女の姿を公衆の面前に晒されてしまうのだが…。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=12138)

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大人版リトル・マーメイド?

出典:IMDb

『スプラッシュ』はディズニーの映画部門の1つタッチストーン・ピクチャーズで作られた最初の作品でした。

大人向けの実写映画としを作る部門のタッチストーン・ピクチャーズということで、『スプラッシュ』は『リトル・マーメイド』を実写化したような物語になっていました。

幼い頃に出会っていた人魚と青年アランは偶然再会します。
人魚は覚えていてもアランは彼女のことを覚えていません。

人間の女性だと思って彼女の恋をしたアランでしたが。。。

彼女が人魚だと知った時のアランの表情はなんともリアルに描かれています。
絵本の世界ならすぐに受け入れるのでしょうが、アランは彼女のことを受け入れることができません。

「人魚だったなんて」という言葉がとても残酷に響きます。

ただしこれで終わらないのがディズニーです。
ここから捕まってしまった彼女を奪還し、ハッピーエンドに向かって物語は進むのでした。

オバカトリオの活躍

出典:IMDb

政府に捕まってしまった人魚のマディソン。
彼女を助けるために立ち上がったのが、アランと兄のフレディ。
さらに科学者のコーンブルースでした。

このトリオは世間からはみ出しもの3人。
アランは真面目で優しいどこにでもいる青年ですが、どこか弱々しい感じがします。
反対に兄のフレディはお金と女性のことしか考えていませんが、弟思いの優しい兄です。
そしてマディソンを捕まえることに必死だった科学者のコーンブルースは、とてもドジな人間です。

そんなどこか頼りない3人が、知恵を出し合ってマディソンを助けるのです。
権力に物を言い威張っている人たちに、弱者3人が立ち向かう姿。
なんだか応援しちゃいます。

特にお兄ちゃんのフレディが、人魚だったとして落ち込むアランに説教するシーンなどは、お兄ちゃんの弟を思う気持ちが溢れていたシーンでした。

結婚するのに血液検査?

出典:IMDb

『スプラッシュ』を見ていて1つ気になったのが、マディソンがアランとの結婚を決めた時のシーンです。

喜ぶアランでしたが、その時に「血液検査をしよう」と言います。
結婚するのに血液検査?」となりました。

どうやらアメリカでは州によっては結婚するのに血液検査が義務付けられている州もあるようです。
全ての州ではないのでこの後アランも「血液検査しなくていい州もある」と言っていました。

アメリカでは州によって法律が違いますが、結婚に関しても州によって色んな決まりごとがあるようです。

まとめ

大人版『リトル・マーメイド』のような物語だった『スプラッシュ』。

王道の物語でもありますが、子供の頃に読んだ物語を実写映像で楽しむことができます。

大人向けとあって、人魚と知った時の世間の反応や政府の対応などはリアルに描かれていました。

今頃アランはきっと人魚の世界で幸せに暮らしているでしょう。

 

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