ハリウッドで製作された『GODZILLA ゴジラ』はこれが新たな物語の始まりとなります。60年ぶりに私たちの前に姿をあらわしたゴジラ。果たしてゴジラは地球を壊しにやってきたのか?それとも地球を守るためにやってきたのでしょうか?
『GODZILLA ゴジラ』作品情報
タイトル | GODZILLA ゴジラ(Godzilla) |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
公開 | 2014年7月15日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間03分 |
Rotten Tomatoes
『GODZILLA ゴジラ』あらすじ
GODZILLA[2014] 東宝Blu-ray名作セレクション
(引用:MIHOシネマ)
第1作ゴジラへのオマージュ
1954年に公開された『ゴジラ』。
ここから数々のゴジラ作品が始まります。
ハリウッドで製作されるゴジラは2作品目となりますが、『GODZILLA ゴジラ』はオリジナル『ゴジラ』への愛を感じる作品となっていました。
渡辺謙演じる芹沢博士。
謎の生物を研究している機関モナークで働いている博士です。
この芹沢博士という名前は第1作品目で登場する名前です。
世界初の原始潜水艦ノーチラスが1954年に深海に眠る何かを目覚めさせます。
その何かが「ゴジラ」だったのです。
事実ノーチラス号は1954年に進水したのですが、最初のゴジラが公開されたのも1954年でした。
そしてゴジラの登場により芹沢博士のいるモナークが発足したのでした。
全てが初代ゴジラから始まっていたのです。
日本人にとってハリウッドに登場したゴジラが、最初のゴジラと繋がっていたことは嬉しいです。
さらにゴジラの敵として登場したムートー。
炭鉱の中で卵として見つかったり2匹登場するあたりは、最初の『ゴジラ』を監督した本多猪四郎監督の作品『空の大怪獣ラドン』を思い出させます。
日本が世界に誇る怪獣作品へのリスペクトが込められていたのがハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』だったのです。
未確認巨大生命体 MUTO
『GODZILLA ゴジラ』の中でゴジラと戦うことになるのは、未確認巨大生命体の「MUTO」です。
1999年フィリピンの炭鉱で卵として発見されます。
2体発見されますが、1体は冬眠中で1体は目覚めすでに海の中に姿を消した後でした。
東京にたどり着いたMUTOは発電所で放射線を吸い続けながら眠りについたのでした。
冬眠中だったもう1体は放射線量が多く核廃棄物処理場に置かれていたのでした。
今回東京で目覚めたMUTOはもう1体のMUTOを呼び2体が姿を表すことになったのでした。
この2体はつがいの2体。
翼があるのが雄で翼はないが雄よりも体が大きいのが雌だったのです。
そしてメスのお腹にはたくさんのMUTOの子供がいたのでした。
出産のために目覚めた2体のMUTO。
その前に立ちはだかったのがゴジラだったのです。
自然の調和を取り戻すやめにゴジラは60年ぶりに私たちの前に姿を表したのでした。
怪獣王は救世主か?
2体のモンスターと戦うことになったゴジラ。
いくらゴジラが強くてもさすがに2体のモンスターを相手にするのは大変で、苦戦を強いられていました。
しかし巣を壊されたことを知ったメスは巣に戻っていきます。
雄のMUTOと1対1となると尻尾で雄を倒します。
さらにゴジラは放射線をMUTOの雌の口の中に直接吐き出し、雌も倒しました。
2体のMUTOを倒したゴジラでしたが、それと同時に力つきその場に倒れてしまいました。
誰もがゴジラは死んでしまったと思った時、ゴジラは目を覚まします。
そしてあの雄叫びをあげながら海に戻って行ったのでした。
そのゴジラの姿にアメリカの国民は感性をあげます。
芹沢博士はゴジラの後ろ姿に笑みを見せたのでした。
果たしてゴジラは地球を守ってくれたのでしょうか?
芹沢博士の笑みはゴジラへの畏敬の念を表しているように見えました。
まとめ
ハリウッドで作られた2回目となる『GODZILLA ゴジラ』。
最初のゴジラへのオマージュを込めながら、新たなゴジラの始まりとなっています。
ここからゴジラの新しい物語が始まります。
「キングコング」が登場し、さらにゴジラも他の怪獣と戦います。
そしてラストにはゴジラとキングコングの戦いが待っています。
怪獣好きにとっては見逃せないシリーズがここから始まったのです。