1937年公開の『新婚道中記』。お互い愛し合っているのに些細なことから離婚することになってしまった夫婦。離婚が正式になるまでの間に2人に起こるラブコメディです。お互いの恋愛を邪魔しようとする姿は可愛いらしさを感じてしまいます。
『新婚道中記』作品情報
タイトル | 新婚道中記(The Awful Truth) |
監督 | レオ・マッケリー |
公開 | 1938年4月20日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間30分 |
Rotten Tomatoes
『新婚道中記』あらすじ
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ジェリイ・ウォリナーは真面目な妻のルシイにフロリダへ行くと嘘を言って友人たちとポーカーを楽しみ、一晩家を家を空けて帰ってきた。
すると妻のルシイも家にいなかった。
間もなくルシイは若い美男子で声楽教師フランス人アルマンと一緒に帰宅した。
思わず彼が妻の不謹慎を責めると、ルシイは平気な顔で、二人の乗った自動車が故障を起こしたので止むなく安宿に泊まったのだと言う。
すっかり腹を立てた彼は、かえって自分の嘘まで曝されたので、とうとう二人は口論の果てが別居ということになってしまった。
(出典:https://eiga.com/movie/45693/)
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意地を張りあう2人
本当は愛し合っているのに、勢い余って離婚することになってしまったジェリーとルーシー。
きっかけはジェリーがついた嘘とルーシーに嫉妬してしまったことでした。
引っ込みがつかなくなったジェリーは、ルーシーが言い出した離婚を承諾しれしまいます。
ルーシーもつい言ってしまった離婚だったのに、認められてしまいどうすることもできなくなってしまいました。
そこから始まる2人の意地の張り合い。
お互いが異性といると邪魔ばかりしてしまいます。
その邪魔する姿が可愛くもあり滑稽でもあって思わず笑ってしまいます。
昔の王道コメディですが、今見ても面白いです。
素直になれない様子がもどかしくもなり、思わず画面にツッコミを入れたくなってしまいまう。
可愛いペット
『新婚道中記』の面白さは主人公夫婦の意地の張り合いともう1つペットの存在があります。
夫婦で買っている犬のスミス君。
かなり利口な犬で、可愛らしい芸をたくさん披露します。
二人の微妙な距離の中に入り、夫婦をくっつけたり離させたりと色んな行動を起こします。
『新婚道中記』のキーマンと言って間違いないはずです。
さらに実家に飼っている猫。
ラストに登場するのですが、猫もいい味を出しています。
扉を抑えているシーンは思わず笑ってしまいました。
王道コメディ
派手な演出もなく、ドタバタな脚本だけで笑わせる王道のコメディが『新婚道中記』。
素直になれない2人の様子に、どんどんハマってしまいます。
きっと女性は妻ルーシーの男性は夫のジェリーの気持ちに共感できるのかもしれません。
最初は邪魔する様子を笑いながら楽しく見ていますが、次第になかなかうまくいかない二人にもどかしくなってしまいます。
前半はルーシーを追いかける夫ジェリー。
後半は夫を追いかける妻ルーシー。
酔った勢いに任せて夫の婚約者の家族も前に現れたルーシーは、可愛く見えてしまいました。
コメディとはこういうものだというのを思い出させてくれる作品です。
まとめ
1937年公開でも古さを感じない『新婚道中記』。
楽しくなる笑いがたくさん散りばめられて映画になっています。
最後の最後、時計のシーンまでユーモアがあって見終わった後も笑顔になってしまう映画になっています。
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ポスター A4 パターンB 新婚道中記 (1938) 光沢プリント[/col2] [col2]
ポスター A4 パターンA 新婚道中記 (1938) 光沢プリント[/col2] [/colwrap]