映画『THE GUILTY/ギルティ』あらすじとネタバレ感想 電話の向こうで何が起こっているのか?


日本では2019年に公開されたデンマーク映画『THE GUILTY/ギルティ』。終始画面は緊急ダイヤルの部屋でのやりとりだけしか映りません。電話の向こうで何が起こっているのかは観客の想像力が試されます。後半物語は思いもよらない展開になり驚くラストが待ていました。

『THE GUILTY/ギルティ』作品情報

タイトル THE GUILTY/ギルティ(Den skyldige
監督 グスタフ・モーラー
公開 2019年2月22日
製作国 デンマーク
時間 1時間25分

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『THE GUILTY/ギルティ』あらすじ

緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルムは、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。

そんなある日、一本の通報を受ける。

それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。

彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。

微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか―。

(出典:https://guilty-movie.jp)

試される想像力

『THE GUILTY/ギルティ』の特徴の1つは、画面は88分の間全て緊急ダイヤル室のみしか映らないことです。

その部屋で電話を受けているアスガー。
電話の相手先は色々と変わりますが、全く相手は映りません。
電話で話しているアスガーのみだけです。

電話の内容や相手声だけで、電話先の状況を想像しながら見る映画です。
しかし相手の状況を想像するのはアスガーも同じです。

アスガーの立場になって見ることができる映画でもあるのです。

見えない相手を想像しなくてはいけません。
自分の感じ方1つで相手のイメージを勝手に決めてしまうことにもなります。

アスガーはまんまとその罠にはまってしまったのでした。

そしてその罠にハマったのは、アスガーだけでなくきっと多くの観客もそうだったと思います。

試される推理力

拉致されたイベールを必死で救おうとするアスガー。
手がかりは少ししかありません。

イベールの電話を待ちますが、電話はかかってきません。

仕方なくイベールを連れ去った元夫ミケルに電話するアスガー。
電話は繋がりますが、ミケルは「関わらないでくれ」と言って電話を切ってしまいました。

全ての手段を失ってしまったアスガー。
奇跡的にイベールに電話が繋がります。

この時イベールの子供がなくなっている事を知っているアスガー。
犯人はミケルだと思っています。
いや確信しています。

果たしてこの推理は正しいのか?
何も証拠はないのに電話だけで犯人はミケルだと決めつけていいのか?

アスガーには迷いはありませんが、観客としてはこの辺りから疑いが出てきます。
果たしてどんな事件で誰が犯人なのか?

物語は中盤以降私たち観客の推理力を試してきます。

そしてまたアスガーを通して私達に、偏りや決めつけの怖さを訴えてきます

ハリウッドでリメイク決定

すでに『THE GUILTY/ギルティ』はハリウッドでリメイクが決定しています。

さすがはハリウッド、行動が早いです。

2018年にサンダス映画祭で公開されるとすぐに、リメイクに動いたようです。
主演はジェイク・ギレンホール。

ハリウッド版ではどんな内容になるのか、今から楽しみです。

まとめ

電話だけのサスペンス『THE GUILTY/ギルティ』。

たった88分でしかも1つの部屋だけでしか物語は描かれませんが、とても深いことが描かれている映画でした。

見終わった後に安堵感と罪悪感と驚きと、さなざまな感情が湧き上がってくる映画になっています。