Netflixで製作されたドキュメンタリー『ピリオドー羽ばたく女性たちー』。インドでの女性の実態とそこで戦おうとする多くの女性達の様子が描かれています。今、インドの女性たちが変わろうとしています。
『ピリオドー羽ばたく女性たちー』作品情報
タイトル | ピリオドー羽ばたく女性たちー(Period. End of Sentence.) |
監督 | Rayka Zehtabchi |
公開 | 2019年2月12日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 26分 |
Rotten Tomatoes
『ピリオドー羽ばたく女性たちー』あらすじ
インドの女性たち
インドの田舎では女性達が働くことはほとんどありません。
男性優位の社会で女性は働かずに家にいるという習慣がいまでも普通です。
さらに貧しい田舎では、女性達が生理の時に使用するのはナプキンではなく古くなった布です。
衛生面的にも大きな問題となっていますが、ナプキンは高くて買えないのが現状です。
それどころかナプキンを知らない女性達もたくさんいます。
また生理のことを話すことはタブーとされていて、みんな話したくない様子です。
生理に対して教育がなされていないことが、ナプキンが普及しない原因でもあります。
若い男性の中には生理を女性の病気だと思っている人もいました。
これがインドの田舎の実態で、社会的にも健康的にも精神面でも女性は不自由な生活を送っていたのです。
立ち上がった女性たち
そんな暮らしの中で、少しづつ女性たちが立ち上がります。
そのきっかけがアルナーチャラム・ムルガナンダムが作ったナプキンにありました。
彼は使いやすいナプキンを作った男性で、さらに女性が働ける場所としてナプキン製造工場を立ち上げたのでした。
アルナーチャラム・ムルガナンダムをモデルとした映画『パッドマン』では、彼がナプキン製造工場を作るまでのことが描かれています。
この映画の中で描かれていたインドの女性の出来事は、本当だったんだと改めて思います。
文化・風習・宗教という中で、今まで閉ざされた空間の中で生きてきた女性たち。
そんな女性たちが自分達のために立ち上がったのです。
初めて収入を手にした女性の嬉しそうな顔は忘れられません。
そしてまた女性が羽ばたくためには、男性の理解も必要なのです。
プロジェクト
インドの女性達を救うプロジェクトも立ち上がりました。
まとめ
インドの実態に驚きながらも、立ち上がろうとしている女性たちに勇気をもらえるドキュメンタリーです。
そして自分に何ができるのかも考えさせられる作品となっています。
性別関係なくたくさんの人に見て欲しい作品です。