映画『フィラデルフィア』あらすじと見所 2重の差別と戦った男


ゲイである男性が会社から不当解雇され法廷で戦うドラマ『フィラデルフィア』。ゲイとエイズという2つの偏見の目で見られた男性は最後まで戦うことを諦めませんでした。

『フィラデルフィア』作品情報

タイトル フィラデルフィア(Philadelphia )
監督 ジョナサン・デミ
公開 1994年4月23日
製作国 アメリカ
時間 2時間5分

Rotten Tomatoes

『フィラデルフィア』あらすじ


フィラデルフィア [Blu-ray]

一流法律事務所に勤務する弁護士ベケットは、自分がエイズに感染したことを知る。

やがて会社はベケットに解雇を宣告。

エイズ患者に対する不当な差別だとしてベケットは訴訟を決意し、以前は敵として法廷で闘ったことのあるミラーに弁護を依頼する。

ミラーはベケットがエイズ患者であり、かつ同性愛者であることに偏見を抱き、一度は依頼を断るが、それでも偏見や蔑視と戦おうとするベケットの姿に心を打たれ、弁護を引き受けることに。

しかし、裁判は日に日に衰弱していくベケットとその関係者にとって過酷なものになっていく……。

(出典:https://eiga.com/movie/26024/)

兄弟愛の都市フィラデルフィア

出典:IMDb

映画『フィラデルフィア』の舞台はもちろんペンシルベニア州フィラデルフィア。
フィラデルフィアといえば映画『ロッキー』の舞台となった都市として有名でもあります。

フィラデルフィアは1682年にウィリアム・ペンがこの地に渡ったことで作られた都市です。
フィラデルフィアに建てられているウィリアム・ペンの銅像は、映画の中でも上空から映し出されています。

ウィリアム・ペンはこの地を「フィラデルフィア」を名付けます。
その意味は兄弟愛の市という意味でした。

映画の中でデンゼル・ワシントン扮する弁護士ジョーは「フィラデルフィアは兄弟愛の街だ。自由の誕生の地だし、独立宣言がなされた街だ。」と言い、さらに「普通の人間が平等ではなく、人間は皆平等だ」と述べています。

アメリカ合衆国は1776年にイギリスの植民地から独立します。
その時にアメリカ独立宣言が書かれるのですが、それはフィラデルフィアで書かれました。

アメリカ独立宣言には「全ての人間は平等に造られている」と唱えられています。

フィラデルフィアは兄弟を愛する都市であり、平等の都市でもあるのです。

主演はトム・ハンクス

出典:IMDb

ゲイでありエイズ患者である弁護士ベケットを演じたのは、トム・ハンクスです。
彼はこの役でアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

ちなみに彼は翌年の1994年にも『フォレスト・ガンプ/一期一会』でアカデミー賞主演男優賞を2年連続で受賞しました。

病で日に日に弱っていくケベックを熱演したトム・ハンクスですが、マリア・カラスの歌うオペラ「La mamma morta」を聴きながら涙するシーンは圧巻のシーンです。

死が迫った主人公ベケットの思いが描かれているシーンでもあります。

 

映画『フィラデルフィア』はトム・ハンクスだけでなく、ブルース・スプリングスティーンの「Streets Of Philadelphia」がアカデミー賞歌曲賞を受賞しています。

まとめ

エイズという病気により不当解雇された男性が会社を訴え戦った映画『フィラデルフィア』。

そこには病気だけでなくセクシャリティでも偏見の目で見られる男性の苦悩が描かれていました。

しかしそれは辛さだけでなく、差別など関係なく生きることに対する希望を持ち続けた男性の物語でもありました。

また彼を受け入れ差別しなかった、彼の家族の素晴らしい愛情も見ることができる映画です。

 

いますぐ『フィラデルフィア』を視聴したい方は、こちらから視聴可能です↓↓
(2019年1月現在)