『サウスパーク』シーズン16第12話「ハロウィーンの悪夢」。レンタルDVD店を始めたスタンの父ランディ。お客さんがこない毎日に次第に精神状態がおかしくなっていく。。。。そう今回のサウスパークは映画『シャイニング』をパロディにしたものです。時代の流れを感じてしまうレンタルDVDや2012年の流行も知ることができるエピソードです。
『サウスパーク』シーズン16第12話 あらすじ
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ランディがレンタルDVDシャップのオーナーになる。
スタンはハロウィン当日も手伝いを強いられ、お菓子のおねだりもビデオ通話で参加する羽目に。
(出典:Netflix)
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元ネタは映画『シャイニング』
シーズン16第12話「ハロウィーンの悪夢」。
このエピソードの元ネタはズバリ映画『シャイニング』!。
映画では売れない小説家の父親がホテルに閉じこもったことでおかしくなって行きますが、『サウスパーク』ではスタンの父親はこの時代にレンタルビデオ店を始めてしまいます。
『サウスパーク』のシーズン16はアメリカでは2012年に放送されていますので、レンタルDVD店がどれだけ時代遅れかが分かります。
もちろんお店には全くお客さんはきません。
お客さんが来ないことにだんだんランディがおかしくなっていきます。
息子のスタンは全く協力的ではありません。
iPadで映画を見ているくらいですから。
そんな息子に対して苛立ちをおぼえ、雪の中スタンを探しに外に出て行きます。
結局スタンは見つからずランディは凍ってしまいました。
『シャイニング』を見たことある人ならば思わず笑ってしまうあのラストシーンが、『サウスパーク』の今回のエピソードにも使われていました。
レンタルDVD店の中に幽霊が出てきたり、ランディが妄想で作り上げた人物と会話するというシーンもあります。
『シャイニング』ではウエイターに妻と息子を殺すようにそそのかされていましたが、『サウスパーク』の中でもランディは妄想の中のバーテンダーにそそのかされます。
随所に『シャイニング』のネタが散りばめられていて楽しめるエピソードになっていました。
2012年の流行
ランディはレンタルDVD店を始めますが、世の中は配信に切り替わっていました。
みんなNetflixやHuluなどで映画を見ています。
家で見ている人もいれば、スタンのように車の中でiPadで見ている人もいます。
実際に日本でも街中からレンタルビデオ店が消え始めしたが、アメリカでは日本よりも早くその現象は起きていました。
タブレットも普及し始めハロウィンに参加できないスタンは、Facetimeでハロウィンに参加するという斬新なことをやっています。
そのハロウィンにスタン達はアベンジャーズの仮装をして参加していました。
映画『アベンジャーズ』は2012年に公開され世界中で大ヒットしましたので、スタン達が仮装するのも納得です。
このハロウィンの中で当時の流行を1番感じるのが「江南スタイル」でしょう。
ハロウィン会場では多くの人がPSYの仮装をし「江南スタイル」を踊っていました。
アメリカだけでなく世界中で大ヒットしたPSYの「江南スタイル」。
こちらも2012年に発売されています。
あの音楽を聴くだけで、当時の大ヒットを思い出してしまいます。
まとめ
映画『シャイニング』を元にした『サウスパーク』シーズン16第12話のエピソード。
時代の流れを『シャイニング』にうまく落とし込んでいて、思わず笑ってしまいました。
映画『シャイニング』を見たことある人なら、その面白さを理解できるでしょう。
またハロウィンの様子から当時流行を知ることもできるようになっています。