オーストラリアの警察官と暴走族の戦いを描いた『マッドマックス』。この映画に登場するパトカーは多くの車好きを夢中にさせました。公開から何年経っても車好きに愛される『マッドマックス』に登場するパトカーを、ここでは見ていきたいと思います。
『マッドマックス』作品情報
タイトル | マッドマックス(Mad Max) |
監督 | ジョージ・ミラー |
公開 | 1979年12月15日 |
製作国 | オーストラリア |
時間 | 1時間28分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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旅先でトッカーター率いる暴走族グループに、最愛の、妻子を殺されてしまったマックスは、暴走族用に開発された追跡専用パトカー<インターセプター>を駆って、たった一人で壮絶な闘いを仕掛けていく!
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インターセプター
インターセプターとは『マッドマックス』の中でM.F.Pが乗るパトカーのことです。
黄色のインタセプターと黒のインターセプターが登場します。
黄色のインターセプター
グリーンライト 1/18 フォード ファルコン XB 4ドア マッドマックス ファースト オブ ザ V8 インターセプター
黄色のインターセプターは冒頭で3台登場しますが、3台ともファルコンと呼ばれるフォード・オーストラリアが製造していた車がベースとなっています。
しかし3台は同じではなく、微妙に違っています。
まず1番最初に登場したボッパーとループが乗るインターセプター。
トランクの部分には「PURSUIT」という文字が書かれています。
「PURSUIT」とは追跡という意味で、文字通りスピード違反した車などを追跡するパトカーです。
他の2台はとトランクの部分には「INTERCEPTOR」と書かれていました。
またマックスが乗るインターセプターは、ボンネットの部分は黄色一色ですが、残りの2台は青と赤のラインが入っています。
さらに車の横にMFPという文字が入っていましたが、マックスの車両には入っていませんでした。
それぞれが微妙にデザインの違いインターセプターになっているのが、黄色のインターセプターでした。
黒のインターセプター
黒のインターセプターは特別仕様の追跡車となっていました。
黄色のインターセプターと違うのはそのエンジンです。
黒のインターセプターにはV8とと言われるエンジンが搭載されていました。
このインタセプターが暴走族のナイトライダーによって盗まれてしまったのです。
ナイトライダーはこの車に乗って暴走しています。
この車はホールデンというオーストラリアの自動車メーカーで作られたモナーロHQ1972でした。
その走りにナイトライダーは「燃料噴射装置付きの自殺マシーンだ」と発狂していました。
さらにもう1台マックスが乗ることになるもう1台の黒のインターセプターがあります。
1/24 Last of the V8 Interceptors (1979) – 1973 Ford Falcon XB (Black)
こちらもV8が搭載されたインタセプターで、警察を辞めようとしているマックスをひきとめるために作られた車です。
この車を見てマックスもかなり興奮していました。
この車はナイトライダーが奪った車とは違い、フォード・ファルコンのXBになります。
その車を600馬力のツイン・オーバーヘッド・カムに改造しています。
ツインカムとはエンジンの吸気バルブと排気バルブをそれぞれ1本ずつのカムシャフトで動かすことができることを意味します。
バルブを正確に早く開閉できるようになり、爆発的なパワーを生み出すことができるようにっています。
これにはかなり興奮していたマックスでしたが暴走族と変わらないくらい走るのに夢中になり始めた自分が嫌になり、やっぱり警察を辞めようとします。
しかし暴走族に妻と子供を襲われたマックスは、この車で暴走族を追跡することになります。
そのスピードは映画の中でも描かれるように、かなり速いものとなっていました。
V8とは?
黒のインターセプターに搭載されているエンジンのV8。
これはV型の8気筒の略になります。
エンジンのシリンダーの配列を表すもので、V型とはシリンダーが2列で「V字」のように配置されていることです。
そして8気筒とはそのシリンダーが8個あるということなのです。
バスやトラックなどの大型車に設置されることが多いエンジンです。
8気筒により排気量が他のエンジンよりも増えます。
排気量が増えればそれだけ馬力も上がるので、マックスの乗った黒のインターセプターは600馬力も出すことが可能なのです。
まとめ
車好きにとっては登場する車のマニアックさに夢中になってしまうのが、『マッドマックス』です。
オーストラリアの映画なので、登場する車はもちろんオーストラリア車です。
しかも普段なかなか目にする事のないインターセプターが登場し、世界の車好きが熱狂しました。
そしてそれは今でも続き、『マッドマックス』は伝説的な映画にもなっています。
激しいバイクとのカーチェイスのシーンみ見ものであるこの映画は、興奮するシーンがたくさんある映画になっていました。