名目上の刑務所に入ったパブロ。そこは刑務所とは程遠い自由な場所でした。商売も続け順調に見えたパブロでしたが、自由なようで自由ではないのが檻の中だったのです。閉じ込められ精神的に追い込まれていくパブロ。グスタボ を失いパブロは孤独を感じていたのでした。
『ナルコス』シーズン1第9話「クラブ・メデジン」
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政府との取引成立後、パブロ湯移籍劇は終焉したかにみえた。
だが、マーフィーとペーニャとカリ・カルテルにへ別の企みがあった。
(出典:https://www.netflix.com/title/80025172)
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ラ・カテドラル
1991年にパブロが入った刑務所。
パブロが自分で作った刑務所は「ラ・カテドラル」と呼ばれました。
ラ・カテドラルとは教会という意味ですが、パブロにとっては自分を守ってくれる教会のような場所でもありました。
パブロが収監されたおかげでコロンビア国内には平和な日々が訪れていました。
しかしパブロは刑務所内でビジネスを続けています。
それ以外にも警察や政府関係者は3km以内に近づけないのをいいことに、サッカー場を作ったりギャンブルはビリヤード台を持ち込むなどやりたい放題の状態でした。
しかし自由で快適な生活を送っているように見えたパブロでしたが、グスタボを失ったことが彼に大きくのしかかってきます。
刑務所内で信用できる人物が見つからず、孤独に蝕まれ始めました。
しかもいくら快適に暮らしているとは言え、外の世界とは隔離されています。
パブロは刑務所の外の世界が次第に羨ましくなっていきました。
そして誰も信じられらいパブロは、どんどん凶暴化してしまったのでした。
刑務所内の事件
だんだんと苛立ちを募らせていたパブロは、ある日部下からガレアーノとモンカダの土地でパブロのお金が見つかったと報告を受けます。
ガレアーノとモンカダは以前コカインを警察に押収されていたので、2人の土地からお金が出てきたことをパブロは怪しんだのです。
もちろんガレアーノとモンカダはコカインを勝手に売ってお金を得た訳ではなかったのですが、パブロには2人の言葉が信じられなかったようです。
しかもパブロは自分に払う税金を25万ドルから100万ドルに値上げしたばかりで、2人が不満を持っているとも思っていました。
色んな条件が重なってしまったこの日、ガレアーノとモンカダはパブロによって殺されてしまいました。
この事件がこの後パブロの運命を変える出来事となっていきます。
大統領は刑務所内のパブロの生活に目を瞑理、コロンビア国内の平和を守ろうとしています。
政府がダメならとマーフィーとペーニャは刑務所内での事件の証拠写真をマスコミに持っていたのでした。
カリ・カルテル
パブロが刑務所に入ってもメデジン・カルテルとカリ・カルテルの戦いは続いていました。
パブロは休戦のためにカリ・カルテルのパチョ・エレラに休戦を申し出ます。
しかしパブロはパチョにLAのビジネスの件で1200万ドルを要求しました。
刑務所の維持費などにお金のかかるパブロは、戦争税をあげたりカリ・カルテルからのお金を刑務所の維持に回そうと考えていたのです。
カリ・カルテルは1000万ドルで要求をのみますが、パチョの態度が気に食わずさらに金額をあげました。
カリ・カルテルにとっては邪魔な存在のパブロ。
パチョは警察との情報交換でパブロを追い込もうと考えていました。
まとめ
パブロが刑務所に入ったことで落ち着いたように見えましたが、裏ではいろんな動きが起きていました。
自由を得たはずのパブロ自身も追い込まれていて、刑務所内で起こした事件が自分の首を締めることになることにはまだ気がついていませんでした。
パブロを捕まえたいマーフィーとペーニャも独自で動こうとしています。
次回シーズン1の最終話では大きな動きがありそうです。