恐怖に怯える子供達を次々と誘拐するピエロのペニーワイズ。子供達が1番怖がるものを見せて子供を怯えさせ、その恐怖を餌にしていたのがペニーワイズでした。そんなペニーワイズに立ち向かったのが7人のLOSER達。彼らはみんな心にトラウマを抱えている子供達でしたが、1人でなく仲間と一緒にペニーワイズに立ち向かったのでした。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』作品情報
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 [Blu-ray]
タイトル | IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(IT:chapter one) |
監督 | アンディ・ムスキエティ |
公開 | 2017年11月3日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間15分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
ペニーワイズ
デニーという町では子供達が、次々と行方不明になる事件が起きていました。
それは1988年10月に起きた、ビルの弟ジョージーも行方不明事件が始まりでした。
雨の日にビルの作ってくれた紙の船を外で浮かべて遊んでいたジョージー。
しかし流れが速く船はどんどん進んでしまいます。
一生懸命追いかけジョージーでしたが、船は排水溝に落ちてしまったのです。
船を拾おうと排水溝を除いたジョージー。
するとそこにいたのは光る眼のピエロだったのです。
ペニーワイズと自己紹介したピエロ。
彼はそのままジョージーの腕を食いちぎり、排水溝に引きずり込んでしまったのでした。
それから月日は流れ、1989年6月。
季節が変わってもビルはいなくなってしまった弟のジョージーを探しています。
家族はジョージーがいなくなった日からバラバラになってしまいました。
町ではジョージー以外にも子供がどんどんいなくなっています。
ビルの学校の友達もいなくなります。
家族はいなくなった子供を探しますが、誰一人戻ってきませんでした。
そんな中、ビルやビルの仲間は次々とおかしな現象を見るようになったのです。
子供を連れ去っているのは、ピエロのペニーワイズ。
彼は27年ごとにこの町に現れます。
子供がいなくなっている今年は、前の事件からちょうど27年目でした。
ペニーワイズは町の子供の恐怖を求めて、次々と子供達を襲っていました。
彼は子供の恐怖を餌に生き延びているのです。
そんなペニーワイズの次の標的は、ビル達7人でした。
LOSERの逆襲
ペニワイズに立ち向かった子供達。
それは普段いじめられている子供達です。
彼らは学校でいじめられる以外に、家に帰っても家族との問題も抱えています。
[box class=”blue_box” title=””]・ビル:吃音症で、ジョージーがいなくなってから家族は崩壊
・べバリー:町中に男好きという噂が立ち、父親からは性的虐待を受けている
・ベン:転校生で友達がいなく、太っていることでいじめられている
・スタンリー:ユダヤ系でラビの息子であることでいじめられている
・エディ:病弱で潔癖症だが、それは過保護すぎる母親の影響
・リッチー:度のきついメガネをかけたいじめられっ子
・マイク:黒人であることから街から出ていけといじめられる[/box]
それぞれが居場所のない生活を送っている子供達ですが、彼らは一丸となってペニーワイズに立ち向かいます。
ペニーワイズを倒す前に、彼らは自分達の恐怖と向き合わなくてはいけません。
それは彼らの心の中にあるトラウマでもあります。
彼らが怖がれば怖がるだけ、ペニーワイズは喜び近づいてきます。
それぞれが抱える恐怖
[box class=”red_box” title=””]・弟
・父親
・母親
・人種差別[/box]
そしてピエロ。
彼らが越えなければいけない壁。
それを克服することで初めて彼らは恐怖を感じなくなるのです。
一人では無理かもしれないけど、仲間のために友達のために進むLOSER。
ペニーワイズと戦った彼らはもうLOSERの姿ではありません。
残念ながらジョージョーは戻ってきませんでしたが、ビルは弟が亡くなったことと自分なりに決着をつけたのです。
そしてそんなビルを仲間は暖かく抱きしめました。
27年後の約束
LOSERから大きく成長した彼ら7人。
この夏の経験は一生忘れることができないでしょう。
しかしこの町では27年ごとに事件が起きています。
彼らは約束します。
もし「IT」が生きていたら、27年後戻って来ようと。
まとめ
ペニーワイズとの戦いは、恐怖に打ち勝ち自分のトラウマを乗り越える戦いでもありました。
LOSERと呼ばれる子供達が、自分の壁を越えて成長した夏休み。
この夏の経験はきっとこの先の彼らの支えになるでしょう。
そして27年後。
もしペニーワイズが戻ってきたら、大人になった7人は、今度はどんな敵と戦うことになるのでしょうか?