アンディからボニーの元へ移ったウッディ。自分の使命は子供を楽しませることと思っているウッディは、ボニーを楽しませようとしますがなかなか役目を果たせません。ボニーを楽しませようと必死になるウッディは、あるおもちゃとの再会で第二の人生があることを知ったのでした。
『トイ・ストーリー4』作品情報
タイトル | トイ・ストーリー4(Toy Story 4) |
監督 | ジョシュ・クーリー |
公開 | 2019年7月12日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間40分 |
Rotten Tomatoes
『トイ・ストーリー4』あらすじ
「おもちゃにとって大切なのは、子供のそばにいること。」
おもちゃとしての使命を強く考える #ウッディ と、「僕はおもちゃじゃない」と思っている #フォーキー
2人はどんな答えに辿り着くのか…❓#トイストーリー4 #いつまでも君はともだち pic.twitter.com/kwS7i5SjvX
— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) August 22, 2019
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“おもちゃにとって大切なことは子供のそばにいること”
新たな持ち主ボニーを見守るウッディ、バズら仲間たちの前に現れたのは、彼女の一番のお気に入りで手作りおもちゃのフォーキー。
しかし、彼は自分をゴミだと思い込み逃げ出してしまう。
ボニーのためにフォーキーを探す冒険に出たウッディは、一度も愛されたことのないおもちゃや、かつての仲間ボーとの運命的な出会いを果たす。
そしてたどり着いたのは見たことのない新しい世界だった。
最後にウッディが選んだ“驚くべき決断”とは…?
(出典:https://www.disney.co.jp/movie/toy4/about.html)
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自分の使命にこだわり続けるウッディ
トイ・ストーリー4 リアルサイズ トーキングフィギュア ウッディ (全長37cm)
アンディの元を離れボニーの元でおもちゃの使命を果たそうとしているウッディ。
前作『トイ・ストーリー3』のラストでは、きっとこれからはウッディはボニーの成長を、お届けていくはずと思わせる終わり方でした。
もちろんウッディはその気満々です。
しかし実際はボニーの方がそれほどウッディに愛着を持っていませんでした。
遊ぶおもちゃとしてなかなか選んでもらえないウッディ。
それでも彼女のそばにいようとし、彼女を喜ばせようと必死です。
ボニーが、幼稚園の体験会に行くときは心配のあまり勝手について行ってしまいました。
そして影で彼女を助けるウッディは、おもちゃの役割に取り憑かれていました。
だからボニーが作ったフォーキーを、なんとかボニーのそばにいさせようとするのです。
ボニーのためにフォーキーの面倒をみようとするウッディしたが、実はそれはボニーのためでもフォーキーのためでもなく自分のためだったのです。
危険を冒してまでも必死でフォーキーを助けようとするウッディを見て、久しぶりに再会したボーは「なんでそこまでするの?」と聞きます。
するとウッディは「これしかないんだ!」と叫びました。
ウッディは「おもちゃは子供を楽しませる」ということしか知りません。
ボニーに選ばれない自分がボニーを楽しませるために出来ることは、フォーキーをボニーの元に戻すことしかなかったのです。
今のウッディがおもちゃとしてあり続けるにはそれしかなかったのです。
だから周囲を危険に巻き込んでもフォーキーを救おうと必死だったのです。
新たな人生を生きるボー
トイ・ストーリー4 リアルサイズ ト-キングフィギュア ボー・ピープ (全長35cm)
『トイ・ストーリー3』には姿を見せなかったボー。
実は彼女は寄付されていました。
そして行き着いた先はアンティークショップ「セカンドチャンス」というお店でしたが、そこに2年いたあと彼女はそもお店を抜け出していました。
ボーとの再会を喜ぶウッディでしたが、ボーはウッディの知っているボーではありませんでした。
強くてたくましいボーに変わっていました。
子供部屋から飛び出したボーは、ウッディの知らない新しい世界で生きていたのです。
新しい人生を楽しく生きているボーは、いまではウッディを助ける頼もしい存在となっていました。
ウッディは誰かの所有物でないボーを「迷子」と呼びますが、ボーは「あなたが迷子よ」と言います。
アンディを引きづり、自分の役割ばかりに固執するウッディは、自分を見失ってしまっていたのです。
そんなウッディに新しい人生を見せたボー。
アンディを見送ったウッディに第二の人生があることを教えてあげたのでした。
第二の人生を待ちわびるギャビー
ディズニー トイストーリー 4 ギャビー ギャビー フィギュア 9.7インチ [並行輸入品]
アンティークショップ「セカンドチャンス」には、第二の人生を首を長くして待っていたおもちゃがいました。
それはギャビーという人形でした。
一度も誰かの所有物になったことのないギャビー。
それは自分が壊れているからだと思い込んでいました。
しかし実は壊れていることは関係なかったのです。
直してもらっても子供に見向きもされなかったギャビーでしたが、そんな彼女を救ったのはウッディした。
仲間をいつも大切にするウッディ。
彼女のために新しい人生を作ってあげようとしたのです。
そしてこれがウッディの第二の人生に繋がっていくのです。
迷子になった子供の元へもらわれていったギャビー。
彼女はやっと長年の願いを叶えることができました。
アンティークショップを出て第二の人生を歩み始めたのです。
そして嬉しそうに女の子にもらわれて行くギャビーを見ていたウッディ。
彼は誰かにもらわれたいと思っているおもちゃを助けることを第二の人生に選びます。
バズ達と別れたウッディは、ボー達とともに誰かの所有物になりたいと思っているおもちゃ達に次々と子供を与えたのでした。
もともと仲間思いのウッディのとってはこれもまた天職なのかもしれません。
今まで知らなかった世界で、ウッディはボーとともに新たな人生を送り始めるはずです。
まとめ
1つの役割を終えた時、次の自分は一体何をするべきなのか?
そんなことをウッディを通して描いていたのが、『トイ・ストーリー4』でした。
過去に囚われて、自分の使命やり続けるウッディは、今まで子供部屋から出たことがありません。
子供部屋でしか彼は仕事をしたことがなかったのです。
しかしボーに会い、子供部屋以外の世界を始めて知ったウッディは、ここから第二の人生を歩き始めました。
今度は多くの子供をよろこばせるために、そしておもちゃの仲間を幸せにするためにウッディは動き始めたのです。
新しい世界への挑戦することの素晴らしさを、ウッディが身をもって私たちに教えてくれました。
もうウッディとは映画館で会えないかもしれませんが、どこかで子供とおもちゃを幸せにしているウッディが私たちの心の中に居続けてくれます。