安く手に入れたマイホーム。古いけど豪華で広い家に感動したウォルターとアンナは家の購入を決めます。念願のマイホームをつにした2人でしたが、引っ越し初日から次々と家が壊れていくのでした。2人が買った家は「金を食う底なし穴」の家だったのです。
『マネー・ピット』作品情報
タイトル | マネー・ピット(The Money Pit) |
監督 | リチャード・ベンジャミン |
公開 | 1986年12月13日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間31分 |
Rotten Tomatoes
『マネー・ピット』あらすじ
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超破格の安値で大邸宅を手に入れた若いカップル。
だがその家には次から次にトラブルが続出、二人は壊れる端から修理していくのだが……。
マイホームを作りあげる苦労を描いた、破壊スペクタクル感覚のディザスター・コメディ。
(出典:https://movie-tsutaya.tsite.jp/netdvd/dvd/goodsDetail.do?titleID=0080210485&pT=null)
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ドリフのようなドタバタ劇
ウォルターとリサが手に入れたマイホーム。
しかし2人はとんでもない家を買ってしまったのです。
引っ越し初日から家ではとんでもないことがおきます。
扉が壊れ、天井が剥がれてきたり、水道管の水は濁っていたり。。。。
驚くリサでしたが、なんとかウォルターは前向きに捉えます。
それでも階段が崩れ落ちてしまった時には、さすがにショックを受けてしまったのでした。
もはや笑うしかない状況のマイホーム。
家の中で次々と起こる出来事は、『ドリフ大爆笑』を思い出させるようなドタバタ劇になってします。
しかもそのドタバタ劇が容赦なく続きます。
ウォルター同様に視聴者も笑うしかない状況に追い込まれてゆきます。
家の中で連続して起こるドタバタ劇はうまく繋がっていてどんどん家を破壊していきます。
それが1番綺麗に描かれていたのは、リサがコンセントを抜いたことで家の外の足場まで崩れるまで続き、さらにウォルターはペンキまみれで噴水に突っ込んでしまうまで終わりません。
しかも原因を作ってしまったリサは全く気がついていません。
綺麗につながる不幸の連続。
どんどん壊れていく家を自分に降りかかる不運を見ていると、きっとドリフのギャグをおもいだしてしまうでしょう。
トム・ハンクスのコメディ
今でこそ実話を基にしたシリアスな作品の主演を務めることが多いトム・ハンクスですが、元々はコメディアンだったのです。
コメディアンとしてアメリカのバラエティー番組『サタデー・ナイト・ライブ」に出演していました。
彼の初期の頃の作品もこの『マネー・ピット』を含め、『スプラッシュ』や『ビッグ』などどこか冴えない男性を演じたコメディー作品が多かったのです。
トム・ハンクスは若い頃は若手コメディアンとして人気を得ていたのです。
彼がアカデミー賞主演男優賞を獲った『フォレスト・ガンプ/一期一会』もコメディです。
しかしその前にアカデミー賞主演男優賞を受賞した『フィラデルフィア』では、エイズに侵された男性を演じています。
この頃から次第にコメディアンというよりも、シリアスな俳優にとしての印象が強くなっていきます。
特に最近では実話を基にしたアメリカの英雄をたくさん演じていることから、シリアス俳優のイメージが強くなっています。
それでも『トイ・ストーリー』ではウッディの声を担当するなど、昔のコメディアンの頃を思い出させる作品にも出演しています。
『マネー・ピット』では若い頃のコメディアンだったトム・ハンクスを思う存分楽しむことができます。
体を張ったトム・ハンクスのお笑いのセンスをぜひ堪能してみてください。
まとめ
ドタバタコメディ『マネー・ピット』。
せっかく買ったマイホームが欠陥住宅だったという笑えないことを、見事に笑うしかない状況に変えた内容になっています。
次々と起こるドタバタに笑うこと間違いなしです。
若かりし頃のトム・ハンクスを見ながら、何も考えずに物語を楽しんでください。
見終わった後には、きっとスッキリしていると思います。