ドラマ『なつぞら』あらすじとネタバレ 第20週「なつよ、笑って母になれ」

結婚式を終えたなつと一久さんは、家を借りて2人で生活を始めます。まだ定職についていない一久さんは家事も行い働くなつを助けます。一方職場では茜ちゃんが妊娠して出産間近でした。しかしその茜ちゃんに対して会社はある要求をしてきたのです。

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第20週「なつよ、笑って母になれ」

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1160475978772156417

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なつが東洋動画で働き、夫の坂場が翻訳の仕事をしながら家事を行うという新婚生活が始まった。

アニメブームの中、なつは「魔法少女アニー」の原画という大役を任される。

その一方、茜のおなかが大きくなりつつも仕事に取り組む姿を見て、働きながら子育てをする難しさを実感する。

そのころ、声優プロダクションが多忙になった咲太郎は、野上から「川村屋」や「風車」を含む新宿一帯が再開発され、「風車」には立ち退きの話が出ており、「川村屋」も建て替わることを聞かされる。

咲太郎は光子へのプロポーズを決意し、「風車」になつたちを集め、結婚の報告会を開く。

そんな華やかな席の中、亜矢美だけはいつもの元気がない。

(出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/20/)

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魔法少女アニー

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1162140691872518145

結婚後のなつが手がけている作品は、「魔法少女アニー」でした。
これはなつのモデルである奥山玲子さんが作画監督を担当した「魔法使いサリー」が元になっています。

『なつぞら』の中では「魔法少女アニー」の後の作品でなつは作画監督になるようですが、実際では奥山玲子さんは「魔法使いサリー」ですでに作画監督をしています。

「魔法使いサリー」は東映動画が製作したアニメーションで、魔女っ子シリーズの第1段作品に当たります。
1966年12月〜1968年12月まで放送されました。

最初はモノクロで放送されていましたが、時代の流れもあって全109話の中で18話目からはカラーでの放送となりました。

女性の働き方

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1160762898383114246

なつが「魔法少女アニー」の原画を担当していた時、一緒に原画を担当していたのが茜ちゃんでした。
茜ちゃんは下山さんとの子供を妊娠しており、大きいお腹で仕事をしていました。

茜ちゃんの体調を心配するなつでしたが、茜ちゃんは大袈裟にされたくありませんでした。
それは働きにくくなってしまうからです。
なつや茜ちゃん以降の女性スタッフは「妊娠したら会社を辞める」という内容の誓約書を書かされているほど、女性にとって働きやすい職場ではありませんでした。

茜ちゃんも産休明けは「契約にする」と言われてしまい結局会社を辞めてしまいました。

実際の東洋動画のモデルの東映動画では女性に対して厳しい環境で、ドラマのように「結婚したら退職する」という誓約書を書かせていたほどでした。

そんな中ついになつも妊娠します。
一久さんは喜んでくれますが、なつは仕事のことを考えると不安でした。
一久さんの仕事を考えるとアニメーターをやめるわけにはいきません。
それ以前にアニメーターとしてまだまだいい作品を作りたいと思っていたので、辞めたくなかったのでした。

仲間の助けもあり出産後も働けるようになったなつですが、奥山玲子さんも女性の職場環境に対して会社と戦った方です。

東洋動画で初めて結婚後も残った社員であり、また出産後契約になるように求められますがそれを断り、社員として働き続けました。

今よりもまだまだ女性が働きにくい環境の中で、女性の道を作るべく戦った女性が奥山玲子さんなのです。
なつと同じように開拓者精神を持ち、その先の女性達の道しるべとなってくださいました。

ありがとう亜矢美さん

https://twitter.com/asadora_nhk/status/1161415920658595840

今週の『なつぞら』の中で涙が止まらなかったのが、亜矢美さんのエピソードでした。
咲太郎の結婚も決まり嬉しそうな亜矢美さんでしたが、どこか寂しそうでもありました。

「風車」の立ち退きも決まり、亜矢美さんにとっては次の人生のスタートをきる時だったのかもしれません。

咲太郎を立派に育て上げそして10年にわたってなつの世話もしました。
子供達が巣立っていき、自分の人生を考えたのかもしれません。

もちろん咲太郎への想いもあったのでしょうが、亜矢美さんらしい旅立ちだったと言えます。

「風車」もなくなり亜矢美さんもいなくなってしまったので、心の中に穴が空いたような寂しさを感じてしまいますが、亜矢美さんのことですからきっとどこかで元気に「風車」のようなお店をやっているでしょう。

そしてそのお店でいつものように踊っているはずです。

東京編の『なつぞら』を支えてくれていた亜矢美さん。
今までありがとう。そして元気で!

 

来週はいよいよなつが出産です。
北海道から家族もやってきてくれるようです。
なつはどんな母親になるのでしょうか?
そして一久さんはどんな父親になるのでしょうか?

新たな坂場家が楽しみです。

 

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