ブラッドリー・クーパーが監督を務め、レディー・ガガが主演した『アリー/スター誕生』。夢を叶えたその先に、待っていたアリーとジャックの苦悩。愛と苦しみにもがく2人の姿は見ていると切なくなり、涙が止まりません。さらにレディー・ガガの圧巻の歌声に、アリーの世界に観客は引き込まれてしまうのです。
『アリー/スター誕生』作品情報
タイトル | アリー/スター誕生(A Star Is Born) |
監督 | ブラッドリー・クーパー |
公開 | 2018年12月21日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間16分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
アリーの歌声に涙が止まらない
“… Well good we’re on the same page.” #AStarIsBorn pic.twitter.com/D7R0RUpHDp
— A Star Is Born (@starisbornmovie) December 19, 2018
歌手になる事を夢見るアリー。
アリーはジャックと出会い人生が変わります。
ジャックによって才能を引き出されていくアリー。
彼女はジャックのコンサートでいきなり歌うことになってしまいます。
今まで自分に自信の持てなかったアリー。
容姿のことをバカにされたこともありました。
しかしジャックはその全てを受け入れてくれて、彼女に自信を与えてくれます。
そしてジャックに連れられステージに出て、アリーが歌い出した瞬間。
多くの人が歓声をあげます。
2人の歌う歌詞と、アリーの恥ずかしそうだけど感激している仕草。
それを優しく笑顔で見守るジャック。
このシーンは本当に涙が止まりませんでした。
自信の持てなかった少女が、大きく羽ばたいた瞬間でした。
そしてこの時からもうアリーのファンになってしまいました。
監督ブラッドリー・クーパー
Congrats to Bradley Cooper on his three #GoldenGlobes noms for his passion project #AStarIsBorn as producer for Best Motion Picture Drama, Best Director and Best Actor Drama. pic.twitter.com/NVrkbpCax4
— A Star Is Born (@starisbornmovie) December 7, 2018
『アリー/スター誕生』はブラッドリー・クーパーが初めて監督を務めた作品でもあります。
彼のこだわりなのか、とにかく俳優のアップが多い映画になっています。
ジャックとアリーがスーパーの駐車場でいちゃつくシーンはほとんど2人しか画面に入らないので、2人がお互いに夢中になっているのが手に取るように伝わってきましす。
すぐ近くで燃え上がる2人を見ているような感じがしてしまいました。
さらにブラッドリー・クーパーもレディー・ガガも演技が自然体で、ジャックもアリーも実在する人物のように感じました。
創られている感じが全くしないので、どんどん物語に引き込まれてしまいます。
さらにブラッドリー・クーパーの渋い歌声とレディー・ガガの圧巻の歌声で、2人の世界から抜けられなくなってしまいます。
ラストに待っている現実(ネタバレ)
See Bradley Cooper & Lady Gaga in #AStarIsBorn, now playing in theaters. Get tickets: https://t.co/YnIMB6Mswu pic.twitter.com/60t1bu9N46
— A Star Is Born (@starisbornmovie) October 27, 2018
ジャックとアリーには予想もしていなかった運命が待っていました。
でもきっとあのまま2人が一緒にいても、きっと2人は幸せになれなかったのではないかと思います。
ジャックはきっとまた寂しい思いをしてしまうはずです。
ジャックはアリーに嫉妬したのではなく、自分の手元を離れてしまったことが寂しかったんだと思います。
自分のアリーだったのに、いつしかみんなのアリーになってしまったことが寂しかっただけなんです。
だからジャックにはあの方法しかなかったのかもしれません。
アリーの元を去るだけだと、スターのアリーを目にしたり音楽を聴いてしまうかもしれません。
一方、アリーもまたジャックといるときっと自分を犠牲にして、ジャックと一緒にいるでしょう。
アリーはそれだけジャックのことを愛していたのです。
歌よりもジャックを選んだかもしれません。
ジャックもそれを分かっていたから、自分の道を決めたんだと思います。
ジャックは自分の犠牲にすることで、アリーに歌を与えたのでしょう。
きっとアリーはいつかジャックの気持ちが理解できるはずです。
そしてこのまま、スターの道を駆け抜けるはずです。
ジャックもそれを望んでいると思います。