ポール・ニューマン主演の『スラップ・ショット』。弱小がチームが生き残るために見せた戦いは、誰もが想像しない作戦でした。現実にはありえないプレーが続くコメディ映画で、ラストの終わり方には誰もが驚かされます。
『スラップ・ショット』作品情報
タイトル | スラップ・ショット(Slap Shot) |
監督 | ジョージ・ロイ・ヒル |
公開 | 1977年10月29日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間3分 |
Rotten Tomatoes
『スラップ・ショット』あらすじ
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全米プロ・アイスホッケーのマイナーリーグに所属するチャールズ・ダウン・チーフスは、連戦連敗でリーグ最下位。
選手兼コーチのレジは、なんとかチームを再生させようと新人3兄弟を加入させる。
ラフ・プレーを連発する彼らのおかげでチームは連勝、ファンの支持も得て人気チームとなるのだが・・・・・・。
(出典:https://eiga.com/movie/17061/)
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ポール・ニューマン
『スラップ・ショット』で主役のレジを演じたのは、『暴力脱獄』や『明日に向かって撃て!』で有名なポール・ニューマンです。
渋くてかっこいい役の多いポール・ニューマンですが『スラップ・ショット』はコメディ映画です。
コメディ映画の中でも彼のかっこよさは光っていました。
破天荒での暴力的なレジですが、誰よりもチームのことチームメイトのことを考えていました。
口がうまく適当なことを言ってお調子者のように見えますが、それはチームのことを愛していたからです。
チームを解散させたくない一心でついた嘘。
結局彼はその嘘に苦しめられるのですが、最後の最後までシーム存続のために頑張ったのです。
彼の考えた作戦は暴力的でスポーツマンシップは全くありませんが、観客が増えお客さんも喜んでいたのは事実です。
レジはこのメンバーでホッケーを続けたいと考えていたのです。
逆にオーナーはお金のことしか考えていませんでした。
邪道な選択だったかもしれませんが、レジはお金よりもホッケーをやるために必死だったのです。
意外なラストに大笑い
レジの作戦でチーフスは決勝戦まで勝ち進みます。
最後は綺麗な試合をしようと誓い、前半はチームメイト全員のの約束を守っていました。
どんなに殴られたも手を出さなかったメンバー達。
しかしスカウトが会場にいることを知らされると、前半が嘘のように殴り返すチーフスのメンバー。
会場が殴り合いで盛り上がる中、喧嘩の嫌いなメッドは参加しません。
ふてくされながら喧嘩する仲間を見ているだけでした。
会場を見渡していたネッドは会場に奥さんがきていることを知ります。
奥さんとの仲が良くなかったネッド。
綺麗になった奥さんを見て驚きます。
次の瞬間ネッドはリンクに飛び出します。
喧嘩に参加するのかと思いきや、なんとかれは1人ストリップを始めたのでした。
会場のお客さんはネッドを見て大喜びです。
吹奏楽もネッドのために音楽を演奏し始めます。
喧嘩をしていた両チームのメンバーもネッドを見て喧嘩をやめてしまいました。
敵のチームは呆れていますが、レジはそんなネッドを見て喜んでいました。
どんな終わり方を迎えるのだろうと思ったらまさかのネッドのストリップ。
この展開には笑うしかありませんでした。
ネッドのおかげで会場だけでなく、見ている私たちも思わず笑顔になってしまう終わり方でした。
チームも優勝し移籍先も決まり、みんなが笑顔になるラストシーンで締めくくられていました。
まとめ
スポーツコメディ映画『スラップ・ショット』では、ホッケーを愛する男達の物語になっていました。
過激なことをするメンバー達ですが、彼らを操っていたのはオーナーだったのです。
生き残るために体を張るスポーツ選手と、お金のことしか考えていないチームのオーナー。
本当はどちらが残酷なのかを訴えている作品でもありました。