1992年の映画『ドラキュラ』。
豪華キャストが出演していますが、何よりもその世界観に圧倒されます。
ドラキュラ伯爵の純愛を描いた映画になっています。
『ドラキュラ』作品情報
タイトル | ドラキュラ (Dracula) |
監督 | フランシス・フォード・コッポラ |
公開 | 1992年12月19日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間8分 |
Rotten Tomatoes
豪華キャスト
ドラキュラ伯爵を演じたのはゲイリー・オールドマン。
このドラキュラのイメージはかなり印象的です。
前半に登場したドラキュラ伯爵は、はっきり言って男性なのか女性なのかさえ分からない雰囲気です。
あの伯爵のイメージは当分消えませんし、ドラキュラ伯爵といえば、どうしてもあの映像を思い出してしまいます。
タキシード姿のドラキュラ伯爵ではありません。
あの赤いマントを羽織り、不気味な雰囲気で近寄ってくる伯爵です。
ドラキュラ伯爵のイメージに唯一対抗していたのが、アンソニー・ホプキンスです。
一見普通のような感じでしたがドラキュラに取り憑かれている姿をみれば、まともじゃない様子が伝わってきました。
そんな名優の2人だけではなく、若い頃のウィノナ・ライダーとキアヌ・リーブスも登場しています。
全盛期だった頃のウィノナ・ライダーはやっぱり可愛いです。
キアヌ・リーブスも若くて好青年です。
そういえばこの2人最近、また映画で共演していましたね。
『おとなの恋は、まわり道』
4度目の競演のようです。
圧巻の世界観
『ドラキュラ』の素晴らしいのはその世界観だと思います。
ドラキュラ伯爵の脅威が、映画の前半でかなり伝わってきます。
その恐怖はゲイリー・オールドマンの演技もそうですが、影がジョナサンやミナにせまっくるのは怖くなってしまいます。
取り憑かれてしまったレンフィールドやルーシーの存在も不気味でした。
それでもその恐怖は全てドラキュラ伯爵の愛情表現でだと思います。
ミナがジョナサンの元へ旅だったとの、ドラキュラ伯爵の号泣はすごかったです。
愛情がこの世界を作り出してしまったんだなと感じました。
ミナはジョナサンとドラキュラ伯爵の間で心が揺れ動きますが、ドラキュラ伯爵に惹かれてしまうのはなんとなく理解できます。
この時のゲイリー・オールドマンとキアヌ・リーブスであればやはり渋いゲイリー・オールドマンに女性であれば惹かれてしまうはずです。
闇を持った男性に惹かれる女性の心も描かれている映画になっていました。