ミュータントとして生まれたローガン。しかし彼は、最初は不死身ではなくさらにアダマンチウム金属の爪も持ち合わせていませんでした。なぜローガンがウルヴァリンとなってしまったのか?その秘密はこの『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』で全て明かされます。
『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』作品情報
タイトル | ウルヴァリン: X-MEN ZERO(X-Men Origins: Wolverine) |
監督 | ギャヴィン・フッド |
公開 | 2009年9月11日 |
製作国 | アメリカ/ニュージランド/オーストラリア |
時間 | 1時間47分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
ウルヴァリン誕生
ミュータントとして生まれたローガン。
彼の特徴は拳から骨の爪が飛び出るというものでした。
幼い頃にその爪で実の父親と育ての父親を殺してしまったローガンは、兄ビクターとともに逃げます。
さらに驚異的な治癒力も持っていたローガンは、ビクターとともに何年も生き続けました。
1845年に子供だったローガンとビクターですが、2人は
・南北戦争
・第1次世界大戦
・第2次世界大戦
・ベトナム戦争
で活躍します。
しかしベトナム戦争頃から兄ビクターは凶暴になり、人を殺すことに何も感じなくなってしまいました。
一度は能力を使って政府のために働いていたローガンでしたが、その仕事が嫌になり1人山の中で暮らし始めました。
愛するパートナーも見つけてローガンでしたが、彼はストライカー大佐に騙され捕まってしまいます。
そして、ローガンは体内にアダマンチウム金属を注入されます。
隕石から作った合金アダマンチウム金属は、どんな攻撃にも耐えることができます。
ローガンはストライカー大佐による人体実験で、不死身でアダマンチウム金属のウルヴァリンに生まれ変わったのです。
しかし最後には、ストライカー大佐によってアダマンチウム金属の銃弾を頭に撃ち込まれてしまいます。
そして全ての記憶を失ってしまったのでした。
ミュータント・キラー
ビクターとローガン兄弟の前に現れたストライカー大佐。
彼は特別部隊を編成する大佐でした。
「国に奉仕する気はないか?」をビクターとローガンを仲間に加えたストライカー大佐でしたが、実は彼はミュータントを集めていました。
ストライカー大佐の息子もまたミュータントで、息子は母親を殺してしまいました。
ストライカー大佐は妻を殺した息子、すなわちミュータントを許せなかったのです。
その日からミュータントに対する復讐を心に決めたストライカー大佐は、ミュータントを集めその能力を1つに結合したミュータント・キラーを作ろうとしていました。
そしてミュータント・キラーに各地にいるミュータントを殺させようとしていたのです。
ストライカー大佐の言う「国を守る」とは、ミュータントから国を守ると言うことだったのです。
ローガンの実験はその1つの段階で、彼は「ウェポンⅩ」とされました。
しかしストライカー大佐はそのウェポンⅩのDNAを使って、ウェポンⅪを作ろうとしていました。
色んなミュータントの能力を結合されたウェポンⅪ。
昔ローガンとともに特殊部隊にいたウェイドがその実験台となり、ミュータント・キラーウェポンⅪとして生まれ変わります。
口を縫われ話せなくなってしまったウェイドですが、彼は様々なミュータントの能力を使ってローガンの前に立ちはだかったのです。
まとめ
ウルヴァリンの誕生を描いた映画『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』。
それは優しき男が獣に変えられた瞬間でもありました。
しかしローガンの心の中には、優しさが眠っています。
記憶は失ってしまっても彼の心の中にある優しさが、本当の彼をいつか取り戻させるはずです。
そしてそれは「X-MEN」に続く物語でもあるのです。