映画『ワンダーウーマン 1984』嘘から真の英雄は生まれない


時代は1984年、ワンダーウーマンことダイアナは、第1次会大戦を終わらせたあの日から、世界を守るために戦い続けていました。しかしあれから60年以上経っても彼女はスティーブのことが忘れられずにいました。そんな時、願いを叶えてくれる石に願いを唱えたダイアナ。それは彼女のたった1つのお願いを叶えてくれますが、それと同時に世界の滅亡が始まったのです。

『ワンダーウーマン 1984』作品情報


ワンダーウーマン 1984(字幕版)

タイトルワンダーウーマン 1984(Wonder Woman 1984)
監督パティ・ジェンキンス
公開2020年12月18日
製作国アメリカ
時間2時間31分

Rotten Tomatoes

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

猿の手

1902年W・W・ジェイコブズによって書かれた短編「猿の手」。

魔力が宿っているという猿の手のミイラを手にしたある老夫婦。
願い事を3つ叶えてくれるというその猿の手に夫婦は「200ポンド欲しい」とお願いします。

数日後、夫婦は息子の職場から息子が仕事中の事故で亡くなったという知らせを受けます。
その後会社は亡くなった息子のために、夫婦に200ポンドを支払いました。

それは夫婦が望んだ200ポンドでしたが、その願いが叶うために夫婦の大切な息子はなくなってしまったのです。

ダイアナが願いを叶えてくれる「魔法の石」に、自分を生き返らせて欲しいと願ったことを知ったスティーブ。

その代わりダイアナは、彼女の能力を失いつつありました。

それを知ったスティーブはすぐに「猿の手だ」と口にします。
彼は「願いが叶う代わりに最も大切なものを失う」と気が付いたのです。

ダイアナにとってそれがパワーだったのです。

願いを取り消すか、石を壊せば元に戻ります。
しかしそれは、ダイアナにとっては再びスティーブを失うことになるのです。

愛するスティーブと二度と離れたくないダイアナ。
しかし彼女には、世界を守るという使命がありました。

「愛」と「使命」の中で揺れ動くダイアナでしたが、彼女はスティーブの言葉で大切なことに気がつきました。

それは幼い頃教わった「嘘からは真の英雄は生まれない」ということです。

今目の前にいるスティーブは、偽物で本物の彼ではないのです。

真実から目を背けていることに気がついたダイアナは、真のヒーローになるためにスティーブの元から去っていきます。

そしてスティーブもまたそれを願っていました。

再びパワーを手にしたワンダーウーマンは、まやかしの中にいる人々を救うために立ち上がったのです。

 

 「邪悪」「虚妄」「欺瞞」

魔法の石に力を封じ込めた神。

それは

・邪悪な神
・虚妄の神
・欺瞞の君主

でした。

石を手にしたことで、マックス・ロードは邪悪な心で包まれてしまいます。

人間の弱い部分にこの神は入り込み、人間を欲望で満たしてしまったのです。

その欲望を叶える神。
しかしそれには代償があります。

何も知らずに、次々と自分の欲望を唱える人々。
その願いはどれも自分勝手な欲望で、誰かを想う願いではありませんでした。

そのために世界は滅亡へと向かっていきます。

人々の強欲な願いが叶う代わりに、人々は世界を失うことになったのです。

しかし、ワンダーウーマンは人々に怯えているのは1人じゃないことを訴えました。

それは彼女自身も同じだったからです。

それでも、「愛」と「理解」と「感謝」で世界を救えるのだと、世界中の人にメッセージを送りました。

そしてその想いが届いた時、世界は救われました。

世界を救ったのはワンダーウーマンではなく、他人を想い願いを取り消した世界中ぼ人々だったのです。

まとめ

混沌とする世界に対して、相手への「愛」「理解」そして「感謝」を描いた『ワンダーウーマン 1984』。

冷戦時代の核と隣り合わせの1984年を描くことで、現代のカオスな世界と結びつけていました。

「こんな世界じゃなかったら」と思うこともあるけど、この世界をよくできるのも私たちだけです。

「誰もがヒーローになれる。」ワンダーウーマンからの私たちへのメッセージが込められた映画が、『ワンダーウーマン 1984』でした。