映画『イップ・マン外伝 マスターZ』武術で正しき道を行く


『イップ・マン 継承』に登場したチョン・ティンチ。正統派詠春拳の座を巡ってイップ・マンと戦いましたが、イップ・マンが勝利を納めました。負けたチョン・ティンチは息子を連れて街をさり、武道を辞めてしまいました。そんなチョン・ティンチのその後を描いた『イップ・マン外伝 マスターZ』です。

『イップ・マン外伝 マスターZ』作品情報


イップ・マン外伝 マスターZ (字幕版)

タイトルイップ・マン外伝 マスターZ(葉問外傳 張天志)
監督ユエン・ウーピン
公開2019年3月9日
製作国香港
時間1時間47分

Rotten Tomatoes

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

チョン・ティンチ

正統な詠春拳の継承者をめぐってイップ・マンと戦ったチョン・ティンチ。

互角の戦いを見せますが、一手の差でチョン・ティンチはイップ・マンに負けてしまいました。
負けと認めた彼は息子を連れて街を離れます。

そして詠春拳を捨ててしまいました。

息子は再び父親に詠春拳を教えて欲しいと願いますが、チョン・ティンチは息子と普通の暮らしを望みます。
争うことのない平和な暮らしを求めますが、彼は毎回騒動に巻き込まれてしまいます。

それはチョン・ティンチはとても優しい人物だったからです。

苦しんでいる人を見捨てることができないチョン・ティンチ。
それはイップ・マンの「人を思いやる精神」と同じでした。

二度と詠春拳を使わないと決めていたチョン・ティンチでしたが、彼は騒動に巻き込まれ戦ううちに武術の意義に気がつきます。

イップ・マンにあって自分になかったもの。

そのことに気がついた時、チョン・ティンチは再び詠春拳の使い手になったのです。

武術の意義

強さを求めて戦い続けていたチョン・ティンチ。
彼は自分が詠春拳の使い手として、武術家として頂点になることだけを考えていました。

そんなチョン・ティンチを倒したのがイップ・マン。

もともとチョン・ティンチは優しい心の持ち主でしたが、イップ・マンを戦ったことで戦うことの意味を失ってしまったチョン・ティンチは詠春拳をやめてしまいます。

それでもチョン・ティンチは目の前に弱い人がいると、体を張って彼らを助けます。

それは彼の心の中に根付いていた武術の精神でした。

儒教の教えに基づく中国武術。
チョン・ティンチはそれを知らない間に身につけていたのです。

そして一度武術から離れたことで、改めて武術の意義と向き合います。

・武術は優劣をつけるものではない
・争わぬために闘う

武術の本当の意味を知ったチョン・ティンチは、「武術で正しき道を行く」ことを選びました。

そして彼は再び詠春拳の使い手となり、仲間のために家族のために立ち上がったのです。

一度は武術から離れたチョン・ティンチでしたが、彼は自分にとってどれだけ詠春拳が大切なものかということに気がつきました。

そして彼はその詠春拳のおかげで幸せを手にすることができたのでした。

まとめ

『イップ・マン』シリーズから生まれたスピンオフ映画『『イップ・マン外伝 マスターZ』。

それは敗北を知った男が、武術の本当の意味と向き合う物語になっていました。

家族のために仲間のために戦う男チョン・ティンチ。

彼もまたイップ・マンのように、人を思いやる精神を元に闘い続ける道を選んだのです。