19歳になったアリスが再び迷い込んだワンダーランド。そこでアリスは変わっててもいいと学んだアリスでしたが、それから3年後アリスは再びワンダーランドに向かいます。航海を通じて強く逞しくなったアリスでしたが、そんなアリスの前に立ちはだかったのが「時間」です。過去は変わらないもの。でも私たちは過去から学ぶことができるのです。
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』作品情報
タイトル | アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(Alice Through the Looking Glass) |
監督 | ジェームズ・ボビン |
公開 | 2016年7月1日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間53分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
過去は変えられない
父親に代わり航海に出たアリス。
彼女は3年間の航海を通して強く逞しい女性に成長していました。
そんなアリスが再びワンダーランドの世界に戻ります。
ワンダーランドではマッド・ハッターが病気になっていたのです。
死んだはずの家族が生きていると思うマッド・ハッター。
彼女はそんなマッド・ハッターの家族を救うために、マッド・ハッターの家族が亡くなった日に戻ることにしたのです。
タイムから「クノロスフィア」を借りて過去に戻ろうとするアリスでしたが、タイムは彼女に「過去は変えられない。その事実から何かを学びなさい」と言われてしまします。
それでもアリスは「クノロスフィア」を盗み過去を変えようとしますが、タイムの言う通り過去は変えられなかったのです。
私たちにとって時間は流れていくもの。
一度過ぎた時間は変えることができないのです。
それはたとえどんなに悲しい過去でもあっても、愛する人を奪った過去であってもです。
アリスは今回時間の旅をすることでタイムの教えてくれたことに気がつきました。
またアリス以外にもそのことに気がついた人物が。
それは白の女王でした。
彼女が幼い頃ついた嘘によって赤の女王の頭は大きくなってしまいます。
白の女王がどんなに嘘をついたことを後悔してもその事実は変わらないのです。
しかし白の女王も時間の旅をしたことで、過去の自分から学ぶことができました。
そして赤の女王に初めて「ごめんなんさい」と謝ることができたのです。
やっと待ち望んでいた言葉を聞けた赤の女王。
彼女の頭が大きくなった過去は変えることはできませんが、謝罪を受け入れきっと仲の良い姉妹に戻ってくれるはずです。
時間
当たり前のように流れる時間。
当たり前すぎて「時間」について考えることはあまりないかもしれません。
アリスは今回時間の旅をすることで、時間と初めて向き合うことになりました。
彼女の母親は「若さを奪う」時間を憎んでいます。
アリスもまた時間は大切なものを奪う泥棒だと思っていました。
しかしアリスはワンダーランドでタイムと出会い、時間の旅をしたことで時間に対する考え方が変わったのです。
タイムは私たちに時間を与えてくれていました。
毎日がタイムからの贈り物だったのです。
もちろん時がくればタイムは私たちから時間を奪います。
でもそれまではみんなに時間を与えてくれているのです。
1日24時間は皆同じ。
私たちがどうその時間を過ごすかが大切なのです。
自分が過ごした過去または人生の先輩達が過ごした過去から私たちは学び、生きていくのです。
アリスは今回の時間の旅を通して時間の大切さを学び、またマッド・ハッターと過ごしたことで家族の大切さを学んだのでした。
まとめ
大人になったアリスが再び戻ったワンダーランド。
今回アリスはワンダーランドでタイムと出会ったことで、時間の大切さを学びました。
そして過去は変えるものではなく学ぶものだと知りました。
新たに成長したアリスは母親とともに、再び海に出発しました。
きっとこれから先アリスは色んな国でたくさんの経験をして、偉大な女性になっていくはずです。