映画『ヒドゥン』アルタリア星から地球にやってきた刑事と犯罪者

人間の体を乗っ取り地球を支配しようとしている宇宙人。一方でその宇宙人を追いかけている宇宙人も、地球で人間になりすましていました。地球の中で密かに行われている宇宙人の戦い。何も知らない刑事ベックはその戦いに巻き込まれてしまいます。街で次々と起こる凶悪犯罪。ベック達は犯人を追い詰め銃を発砲しますが、彼らは全く倒れなかったのです。

目次

『ヒドゥン』作品情報


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タイトル ヒドゥン(The Hidden)
監督 ジャック・ショルダー
公開 1988年10月29日
製作国 アメリカ
時間 1時間37分

Rotten Tomatoes

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

アルタリア星

アルタリア星でアルハーグの相棒と家族を殺し、地球に逃げてきたエイリアン。
地球で人間の体を乗っ取ると、好き勝手に暴れていました。

一方そんなエイリアンを追いかけて地球にやってきたアルハーグもまた、地球人になりすまして逃亡中のエイリアンを探していました。

彼らは人間の体に口から入ると、そのまま体内に寄生してしまいます。
(ちなみに人間だけでなく生命体であればなんでも乗っ取ることが可能のようです。
途中で逃亡しているエイリアンは犬にも乗り移っていました。)

アルハーグから逃げているエイリアンは「気に入った物はなんでも盗む」「邪魔する物は殺す」という凶暴な性格の持ち主です。

そのため地球にやってきた彼は色んな犯罪を犯していたのです。

ちなみに彼はかなり高級車が好きなようで、最初フェラーリを乗り回していました。
その後他の人間に寄生しても、すぐにフェラリーを奪っていました。

一方でエイリアンを追いかけるアルハーグもポルシェに乗っています。
もしかするとアルタリア星の人は速い車が好きなのかもしれません。

さらにエイリアンはかなりのロック好きです。
車の中ではノリノリの音楽をかけ、レストランでも爆音で音楽を流しています。
他の人が迷惑していても全くお構いなしでした。

地球に隠れているうちに、汚いアルタリア星よりも地球のことが気に入ってしまったエイリアン
彼は地球を支配するために大統領になろうととんでもないことを考えたのです。

そして大統領候補の議員の体を乗っ取ろうと計画したのでした。

アルハーグ

妻と子供さらには相棒を殺され復讐のためにエイリアンを追いかけているアルハーグ。

彼もまた地球人になりすまし、エイリアンを追いかけていました。

なかなかエイリアンを見つけることができないアルハーグでしたが、彼はエイリアンを殺せる銃を持っていました。

しかしこの銃は人間の組織には通用しません。
エイリアンの姿の時に銃を撃たないと、倒すことができないのです。

そこでアルハーグはエイリアンが肉体から出てきた時を狙おうとしました。
傷んだ肉体から出てきて他の肉体に乗り移る瞬間を狙うのですが、毎回その瞬間に間に合わずいつも逃してしまいます。

そこでついに覚悟を決めたアルハーグは、火災放射器でからで乗っ取られた議員の体を焼きます。
すると議員の口から巨大ナメクジのようなエイリアンが出てきたのです。

その時アルハーグはすかさず銃でエイリアンを撃ち、エイリアンを木っ端微塵にしたのでした。

犯罪を犯したエイリアンは気持ちの悪いナメクジのようでしたが、アルハーグは黄色い光のような姿でした。
同じアルタリア星人でも姿形は色々あるのかもしれません。

またアルハーグは地球で暮らしている時人間の姿をしているので、誰もアルハーグがエイリアンだということには気が付きません。

でも唯一子供だけは彼が人間でないことに気がついていました。
それが子供はみんななのか、それとも相棒のベック刑事の娘だけなのかは分かりません。

きっと子供には何か感じるものがあったのでしょう。
最後アルハーグはベック刑事の娘と妻のために、ベック刑事の体に入ることを決めます。

それは自分も妻と子供を失ったため、彼らをベック刑事の代わりに守りたいと思ったからでしょう。

彼は自分の故郷に帰らず、ベック刑事の振りをして地球で生きていくことにしたのです。

まとめ

地球の中で行われていたアルタリア星人の戦い。

彼らは地球人になりすまして密かに戦いを繰り広げていました。

逃げたエイリアンを追い続けるアルハーグは最後に自分の復讐を果たします。

そしてそれと同時に、相棒に変わって彼の家族を守ることを決めたのでした。

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