ロシアの第4学校に入学することになってしまった元バレリーナのドミニカ。そこはロシアが戦いの武器となる「スパロー」を要請する学校でした。相手の弱点を見抜き誘惑し情報を引き出す心理操作を学びスパローとなったドミニカ。彼女はそこで身につけた武器を手に、自分を苦しめるものと戦うことを選んだのです。
『レッド・スパロー』作品情報
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タイトル | レッド・スパロー(Red Sparrow) |
監督 | フランシス・ローレンス |
公開 | 2018年3月20日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間20分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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ケガのためにバレリーナの道を絶たれたロシアの少女ドミニカ・エゴロワ。
病気の母の治療と引き換えに、叔父の仲介でロシア政府の極秘施設に送られる。
そこは、ハニートラップでミッションを遂行するスパイ“スパロー”の養成所だった。
厳しい監督官の下での過酷な訓練に耐え、優秀な成績を収めるドミニカ。
その才能を買われ、ロシア情報庁の内部に潜むアメリカの二重スパイ(モグラ)をあぶり出すという重要な任務を与えられる。
こうしてブダペストへと飛び、モグラと通じているCIA工作員ネイト・ナッシュへの接近を図るドミニカだったが…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/362220)
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スパロー
心理操作を学び相手の情報を引き出す特別組織「スパロー」。
そんな組織に強制的に入れられたのが、元バレリーナのドミニカでした。
彼女の母親は病気でドミニカは母親を養っています。
しかし足を怪我したドミニカはバレエのステージに立てなくなり、家を出なくてはならなくなってしまいます。
しかも母親の介護士を雇ってくれていたのも所属するバレエ団でした。
今後の生活に悩むドミニカの元に近づいてきたのが、情報機関で働く叔父でした。
彼はドミニカを見込んで彼女をスパローに育てます。
しかしドミニカには自由はありませんでした。
叔父が仕組んだ暗殺を目撃したことで、彼女は一生国家のために働くしかないのです。
母親のために「スパロー」として生きることを選んだドミニカは、CIAに情報を流しているロシアの情報機関の人間を探し始めたのでした。
「やられる前にやれ」
スパローとしてCIAのネイトに近づいたドミニカでしたが、やがて彼女はCIA側に寝返ることを決めます。
ロシアの情報機関に自由を奪われてしまったドミニカ。
叔父さんに利用されることが嫌になったドミニカは、ある覚悟を決めてCIAに近づいたのでした。
ドミニカは「相手よりも一歩先に行く」ことを心に誓い誰にも気づかれないように行動していました。
ドミニカの敵は叔父さんとロシアの政府でした
彼女は叔父さんをはめるために着々と準備をしています。
[box class=”red_box” title=””]・ネイトの部屋から持ってきたグラスを叔父さんの部屋におく
・ウィーンに叔父さん名義の口座を開きCIAにお金を振り込ませる[/box]
叔父さんよりも常に一歩先を動いていたドミニカは、最初から叔父さんをはめる気でいました。
そしてさらにロシア政府が探すモグラがコルチノイ将軍と知ったドミニカは政府も裏切りました。
コルチノイ将軍の名前を政府に伝えなかったのです。
腐った権力を破壊するためにCIAとコルチノイ将軍の繋がりをそのままにしたのでした。
まとめ
自由を奪われ国のために働くことになってしまったドミニカ。
彼女は学んだ心理操作を利用して見事自分を苦しめるものを裏切ることに成功します。
祖国に帰ることができたドミニカは母と共に暮らし始めますが、彼女の中で芽生えた何かはそのまま眠ることはないでしょう。
ドミニカは叔父さんが言ったっとおり天職を見つけたのでした。