3度目のエイリアンとの戦いに挑むリプリー。しかし今度は自らがエイリアンに寄生されてしまいます。誰よりもエイリアンの恐怖を知っているリプリーですが、会社はエイリアンを生物兵器にすることしか考えていません。ニュートを失い悲しみにくれるリプリーでしたが、新たな救世主となるために立ち上がりました。
『エイリアン3』作品情報
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タイトル | エイリアン3(Alien³) |
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
公開 | 1992年8月22日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間54分 |
Rotten Tom
あらすじ
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アチェロンから離脱したスラコ号は突発事故に見舞われ、リプリーたちは救命艇で惑星フィオリーナ161へ不時着。
ひとり生き残り労働矯正施設に収容されたリプリーは、その星が過酷な環境にある監獄星である事を知った。
事故の原因を究明しようとするリプリー。
実は救命艇内部にはエイリアンが潜んでおり、囚人の飼い犬の体を借りて新たな姿へと成長していたのだ。
逃げ場もなく、武器すらない状況下でエイリアンとリプリーの最後の死闘が始まろうとしていた……。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/2755)
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エイリアンと3度目の対決
宇宙船スラコ号に乗り惑星LV426を脱出したリプリーは、ヒックスやニュートと共に冬眠ポッドに入ります。
これでやっと地球に戻れると思い眠りについたリプリーでしたが、宇宙船スラコ号にエイリアンの卵が産み落とされていました。
そしてリプリー達が眠っている間に幼虫となり卵から飛び出します。
しかし幼虫の酸でスラコ号が溶け火災が発生してしまいました。
ルプリー達は冬眠ポッドの中で眠ったままですが、緊急事態によりリプリー達は非常脱出機でスラコ号から脱出します。
無事に脱出に成功しますが、非常脱出機は囚人惑星フューリーに衝突してしまいました。
この衝突でニュートやヒックスは死んでしまい、ヒューマノイドのビショップは機能停止になります。
生き残っていたのはリプリーだけだったのです。
ただしこの非常脱出機でエイリアンの幼虫も囚人惑星フューリーにたどり着いたいました。
幼虫は犬に寄生し、犬型のエイリアンとして犬のお腹から飛び出しました。
この犬型エイリアンとリプリーは対決することになるのです。
今までエイリアン、母親エイリアンを倒してきたリプリーですが、この惑星は囚人の惑星のため武器がありません。
そこでリプリーは、エイリアンを鋳型におびき寄せ鉛を流し込むことでエイリアンを倒そうとしたのでした。
次々と囚人に襲い母kるエイリアンでしたが、リプリー達は鉛をエイリアンに浴びせることに成功しました。
しかしそれでもエイリアンは死にません。
リプリーは囚人の指示で溶けた鉛を浴びているエイリアンに水をかけます。
スプリンクラーから出る水を浴びたエリアンは、瞬時に固まります。
鉛は固まるときに収縮するので、その収縮の力でエリアンは粉々に砕け散ったのでした。
こうしてリプリーは今度こそ自分の目の前でエイリアンを倒すことに成功したのでした。
救世主リプリー
エイリアンと対決中リプリーは自分の体がおかしいことに気がつきます。
不安を感じたリプリーが透視装置で自分の体を調べると自分の体に中にエイリアンがいたのです。
リプリーは冬眠ポッドで寝ている間に、エイリアの幼虫が寄生していました。
ウェイランドは相変わらずエイリアンを生物兵器として使用したいと考えています。
映画『エイリアン』の時から考えていたようのなで、57年以上経ってもウェイランド社はその野望を諦めていません。
そしてリプリーが寄生していると知ると、リプリーの体からエイリアンを取り出すために囚人惑星フューリーにやってきます。
しかしずっとウェイランド社の方針を見てきたリプリーにとって、今更会社の言葉なんか信用できません。
彼らは取り出したエイリアンを殺すといっていますが、そんなことしないのはリプリーにも分かっています。
リプリーは何度もエイリアンとの戦いを終わらせるために、エイリアンをお腹に身ごもったまま溶鉱炉に飛び降りました。
途中でエイリアンがお腹から誕生しますが、リプリーはそれを押えて溶鉱炉に落ちました。
エイリアンを生物兵器とすれば人類がどうなってしまうか分かっていたリプリー。
彼女は人類を守るために自ら犠牲になりました。
彼女自身も長かったエイリアンとの戦いを終わらせたかったのかもしれません。
囚人でキリストの再臨を信じる宗教に目覚めたディロンから見れば、彼女が救世主だったのかもしれません。
だから彼はリプリーを殺さずに生かし続けたのです。
リプリーを信じたディロンは彼女を信じたまま命を落としますが、リプリーは彼の信仰のように救世主となって人類を守ったのでした。
まとめ
長かったエイリアンとの戦いをやっと終わりにすることができたリプリー。
それは自らの死でもありましたが、彼女は地球を人類を守るために自らの命を犠牲にしました。
何度もエイリアンと対決し彼らの知能や能力を知っているリプリーだったからこそ、どうしてもエイリアンを地球に持っていくことを許せませんでした。
ましてや生物兵器にするなど絶対に認めるわけにはいかなかったのです。
そしてリプリーは自ら救世主となることを選んだのでした。