優秀な情報分析官のスーザン。しかし彼女はその見た目からか周囲の言動からか、自分に自信をなくしいつしか日陰の存在になっていました。そして彼女自身もそんな自分を受け入れていましたが、心の奥では「私にだって」と言う思いがありました。そんなスーザンが周囲を驚愕さえる大活躍を見せるのが『SPY/スパイ』なんです。
『SPY/スパイ』作品情報
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タイトル | SPY/スパイ(Spy) |
監督 | ポール・フェイグ |
公開 | 2016年8月3日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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CIAで働くスーザンは、現場のエージェントの目となり耳となって彼らを誘導する分析官。
ある日、核爆弾の売買を阻止する任務を遂行中に、パートナーの ファインが冷酷な武器商人、レイナによって殺されてしまう。
テロリストに核爆弾を売ろうとするレイナを阻止するため、自ら志願して現場のエージェントにな ることを決意したスーザン。
スパイとしてド素人の彼女は、仲間のスゴ腕エージェント、リックとともに凶悪組織の計画を阻止できるのか!?
(出典:http://www.foxjapan.com/spy-movie)
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頭脳明晰な情報分析官
CIAの情報分析官として働くスーザン。
彼女はエージェント達の活躍を陰で支える存在だった。
しかしエージェントが活躍できるのも彼女のおかげ。
彼女のパートナーであるファインは、彼女に感謝はしていたけれど彼女のことを雑用係と思っているところもあるエージェント。
スーザンはそれがわかっていてもファインのことが大好きだから、彼のためになんでしてしまう女性でもありました。
しかしそんなスーザンがついにエージェントとして働く日が。
007のような秘密兵器ひ豪華なホテルでミッションとウキウキしていたスーザンでしたが、彼女が変装するのは普通のおばさん。
スーザンに与えられたのはおばさんの武器と、汚いホテルでした。
それでもスーザンは彼女の頭の良さを随所で発揮します。
彼女の頭の中には常に色んな情報が詰まっています。
プライベートジェットを操縦するのも、車を追跡するのもその知識を使って軽々とこなしてしまうのです。
しかも口から出まかせもすぐに出てきます。
そしてスーザンはみんなの期待を大きく裏切る大活躍を見せてくれるのでした。
日陰から表へ
彼女のおかげでフェインはエージェントとして活躍できるのに、ファインはスーザンに「内勤向き」だとばかり言っています。
さらにもう1人のエージェントのフォードはスーザンに「お前には無理だ」と何回も言います。
彼女は分析官として素晴らしい才能を持っているのに、いつも日陰の存在として扱われていました。
しかもCIAには美しくてスタイルの良い女性エージェントもいます。
彼女は男性達にチヤホヤされるのに、スーザンはその見た目からか誰にも相手にされません。
ファインに惹かれているのに、ファインは恋愛対象としてスーザンをみません。
そんな状況にいつしかスーザンも慣れてしまいます。
そして自分は日陰の存在でいいとどこか納得していました。
みんなに馬鹿にされるように扱われるスーザン。
いつしかそんな自分を受け入れていたのです。
しかし、そんなスーザンがついに表の世界へ。
頭の良さをここぞとばかりに使って、核爆弾を回収するために大活躍するのです。
もちろん途中おちゃめな行動を見せてくれますが、ファインの命を救ったのも核爆弾を回収したのも、仲介役や犯罪者達を捕まえたのもみんなスーザン。
しかも素晴らしい戦闘能力も披露してくれました。
もうスーザンは日陰の存在ではないのです。
これからは表に出て自分の能力を思う存分発揮することができるのです。
まとめ
内向的なスーザン。
それは本人の性格よりも周りの押し付けが、スーザンにその状況を受け入れさせていました。
しかし表に出て自分の能力を発揮したスーザン。
見た目なんか関係ない。性別も関係ない。
彼女は自分の能力で見事に自分の居場所を勝ち取ったのです。