『マトリックス』の続編『マトリックス リローデッド』。ますます複雑な世界になり簡単には理解できない展開になっていました。AIとの戦いを終えるためにソースの元に向かったネオ。そこで彼を待っていたのはマトリックスの創始者のアーキテクトでした。しかもアーキテクトもまたプログラムです。いったいマトリックスとは何を意味しているのでしょうか?
『マトリックス リローデッド』作品情報
タイトル | マトリックス リローデッド(The Matrix Reloaded) |
監督 | ラリー・ウォシャウスキー/アンディ・ウォシャウスキー |
公開 | 2003年6月7日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間18分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
救世主とは
ネオが救世主だと信じ続けるモーフィアス。
そして彼がAIに支配されてAIの奴隷となった人類を解放してくれると信じ続けていました。
そんなモーフィアスはいつも預言者の言葉を待ち続けています。
しかしネオは預言者がプログラムだというこを見抜きます。
彼女はシステムの一部でシステムをコントロールしているのです。
そんな預言者の言う救世主とは。
実は救世主とはマトリックスの世界が作った異常だったのです。
その異常をマトリックスは排除できないのです。
だからネオはどんどん能力を開花させて、誰もができない行動を見せました。
それが『マトリックス』で死んだはずのネオが生き返ったことに繋がります。
なんとかその異常を排除するために、アーキテクトと預言者は異常を救世主としました。
そして救世主がソースにやってくるようにプログラムしたのです。
それは救世主に与えられた本当の役目があったからでした。
6回目となるマトリックスではネオがその救世主だったのです。
そのネオに破壊されてしまったエージェントスミス。
破壊されたプログラムは削除されます。
削除されることから逃げたスミスは、今ではシステムの一部ではありません。
それはある意味ネオと同じ異常なのです。
しかしスミスはネオと違い、破壊された時に自分をコピーする能力を持ちます。
これによって次々とプログラムを自分と同じようにコピーしていったのです。
究極の選択
救世主がソースの元にやってくることもプログラムされていたことを知ったネオ。
救世主の役割はソースに戻り持っているプログラムを撒き初期プログラムを書き込むことです。
マトリックスを安定させるために、預言者は「選択」という形式をマトリックス内に入れました。
そのおかげでマトリックスは安定しましたが、それを受け入れなかった人が1%いたのです。
その「選択」を受け入れなかった人たちがいるのがザイオンで、そのザイオンはそのままにしておくとシステムの脅威になってしまいます。
救世主はそのザイオンを破壊する役目なのです。
その時、マトリックスから女16人男7人を選び再びザイオンを作ります。
それは次のマトリックで異常(救世主)が生まれた時のための準備なのです。
ネオは人類を救うかトリニティを救うか究極の選択を突きつけられます。
人類への愛か特定の人への愛か。
そしてネオはトリニティを選びました。
これによってマトリックスに繋がれている全人類は消滅してしまうことになってしまいました。
人類滅亡まで残り24時間。
果たしてネオはどうするのでしょうか?
まとめ
救世主さえも操られていたことが分かった『マトリックス リローデッド』。
それはアーキテクトと預言者が作ったシステムの一部だったのです。
彼らがシステスムから生まれる異常を対処するために作り出したのが、救世主でした。
しかしネオは人類ではなくトリニティを選びました。
その結論は次の最終作で分かります。