『クローバーフィールド/HAKAISHA』の続編となる『10 クローバーフィールド・レーン』。しかし物語のつながりは全くありません。共通なのは何が起きいるのか全く主人公たちには分からないということです。前作では無力な若者たちの姿が描かれていましたが、今作では無力な1人の女性がたち上がります。彼女がシェルターを出た時、もう無力ではありませんでした。
『10 クローバーフィールド・レーン』作品情報
タイトル | 10 クローバーフィールド・レーン(10 Cloverfield Lane) |
監督 | ダン・トラクテンバーグ |
公開 | 2016年6月17日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間43分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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車を運転中に事故を起こした若い女性ミシェル。
意識を取り戻した彼女は、見知らぬ地下シェルターの中でベッドに手錠で縛りつけられていた。
シェルターには所有者の巨漢男ハワードの他に、腕をケガした若い男エメットもいた。
彼女を閉じ込めている理由を、外で恐ろしいことが起きているからと力説するハワード。
脚を大ケガしていることもあり、疑いを抱きつつもひとまず彼らと共同生活を送りながら脱出のチャンスをうかがうミシェルだったが…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/355424)
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地下シェルターの世界
車を運転中に事故にあい目が覚めると地下シェルターにいたミシェル。
しかも手錠されていたことで自分が誘拐されて監禁されたと思い込んでしまいます。
目の前に現れら怪しい男性ハワードは「攻撃を受けた」と怪しいことを言い出し、ますます不安になってしまいます。
さらにもう1人地下にいたエメットと言う男性も「攻撃を見た」と言います。
彼は自らこの地下シェルターに逃げてきた人でした。
それでも彼らの話を信じられず、ミシェルは地下から逃げようとします。
しかし彼女が見たのは本当に謎のガスが充満してしまった世界でした。
何が起きたのかは分からないけど、生き残るにはこの地下シェルターで暮らすしかないのです。
やっとミシェルはこの現実を受け入れることができました。
そしてそこからはかなりの適応力を見せ始めます。
地下でに暮らしが快適になるように、なんとか今まで通りの生活を送ろうと努力を始めます。
それまで怯えて逃げることしか考えていなかったミシェルは、逃げることをやめ現実を受け入れるようになったのです。
外の世界
しかしやがてミシェルはハワードの本性に気がつきます。
確かに外の世界はやばいけれども。ハワードのやばい人物でした。
過去にこのシェルターで女性を監禁していたのです。
それに気がついたミシェルはエメットと地下から逃げようとします。
しかしエメットはハワードによって殺されてしまいました。
エメットの死に打ちのめされるミシェルでしたが、過去のミシェルではありませんでした。
泣きながら恋人を別れたミシェルではなかったのです。
なんとかこのシェルターから自力で脱出しようとます。
それはたくましいミシェルに生まれ変わっていました。
地下シェルターでの暮らしがミシェルを強くしていたのです。
そしてやっと外に出たミシェル。
そこで待っていたのは、シェルターの暮らしよりも恐怖なことでした。
外には謎の生命体がいたのです。
恐怖を感じますが頭をフル回転させ次々とピンチを切り抜けるミシェル。
なんと巨大な謎の生命体さえも倒してしまいます。
車に乗り込んだミシェルは、軍が奪還した安全な地区に向かおうとします。
しかしそこで「戦闘経験のある方は協力をお願いします」と言う放送を耳にします。
ミシェルは有志を求めている地区へ向かうことを決めます。
そこには戦士となったミシェルの顔がありました。
生存者を助けることを選んだミシェルはもう無力な女性ではありませんでした。
立派な戦う女性になっていたのでした。
まとめ
外で何が起きているのか全くわからない世界。
その世界で地下で平和に暮らしていたミシェルでしたが、やがて彼女は戦う女性に変身しました。
恐怖に直面しそれを自力で乗り越えた彼女の姿は強くてたくましい女性になっていたのでした。