映画にもなったスノーデンの事件をもとにした『サウスパーク』シーズン17第1話

『サウスパーク』シーズン17第1話「政府を心に受け入れよう」。今回はNSAが国民を監視しているという、スノーデンの事件をもとにエピソードが作られています。監視を確かめるためにNSAに潜入したカートマン。そこで彼が見たものは驚くべき事実でした。

目次

『サウスパーク』シーズン17第1話あらすじ

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カートマンが国家安全保障局(NSA)に潜入し、政府がアメリカ国民を監視していることを公にしようとする。

一方、バターズはそんな政府をありがたく思う。

(出典:Netflix)

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NSAの国民の監視

シーズン17第1話「政府を心に受け入れよう」。

この物語はNSAがアメリカ国民を監視しているという物語でした。

シーズン17第1話はアメリカでは2013年9月25日に放送されています。
2013年6月世界を驚かせる事件がありました。

それはNSAで働いていたエドワード・スノーデンという人物が、NSAの機密情報を内部告発しました。

NSAが全世界の国民を監視しているという内部告発でした。

このニュースは全世界で取り上げられ、多くの国民を恐怖に陥れました。

その事件を基にしている今回の『サウスパーク』。
カートマンはNSAが国民を監視していると言い、NSAに侵入しました。

そこでは本当に国民の情報が収集されていました。
しかしコンピューターではなく、人の手によって。

カートマンはNSAの実態をSNSで発表しますが、誰も気にしません。
告発者はロシアに隠れなきゃ」と言いますが、誰も気にしていないので隠れる必要ありませんでした。

この「告発者はロシアに隠れなきゃ」というのもスノーデンのことを言っています。

内部告発したスノーデンは、アメリカを出国しロシアに亡命しました。

カートマンはスノーデンのようになるはずでしたが、みんな国民が監視されていることに興味ありません。

カートマンはいつも通りの日常を過ごすだけでした。

このエピソードはスノーデンについて知っていたほうが楽しめます。
興味のある方はぜひ、こちらの2本をご覧ください。

DMVの実態

その頃バターズはコロラドのDMVにいました。
字幕ではコロラド運輸局となっていますが、英語表記はDepartment of Motor Vehiclesです。

簡単に言えば日本の免許センターのようなところです。
ここでアメリカ人は免許を取得します。

しかしアメリカのDMVはいつも混雑していて、待ち時間がとても長いと言われています。

『サウスパーク』の中でもたくさんの人が椅子に座って、虚ろな目で順番待ちしています。

バターズが一生懸命周りの人に話していますが、周りの人は待ちくたびれて誰も聞いていません。
「早く免許を更新させろ」と叫んでいる人もいました。

さらにアメリカのDMVはスタッフの対応が悪いとも言われています。
『サウスパーク』の中ではDMVの職員自ら「冷遇している」と言っていました。

今回のエピソードでは、そんなDMVは人に希望を与える教会のように生まれ変わるという話になっていました。

しかし生まれ変わったDMVは児童への性的虐待により閉鎖されてしまいました。
これはカトリック教会の児童への性的虐待をネタにしています。

まとめ

社会風刺やブラックジョークでアメリカや他の国を、皮肉的に描いている『サウスパーク』。

世界で起こった事件を知っていないと楽しめません。

今回はスノーデンの内部告発がメインとなっていました。

さらにアメリカあるあるのDMVの混雑や職員の冷遇。

アメリカ社会を知ることができるのも、『サウスパーク』の面白さの1つです。

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