終わったはずのジグソウのゲーム。しかし7年経って新たなジグソウのゲームが始まります。ジグソウは生きたいたのか?ジグソウの仕掛けるゲームに振り回される警察に検察医に視聴者。そしてもちろんゲーム参加者もジグソウのゲームに翻弄されるのでした。
『ジグソウ:ソウ・レガシー』作品情報
タイトル | ジグソウ:ソウ・レガシー(Jigsaw) |
監督 | マイケル・スピエリッグ |
公開 | 2017年11月10日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間32分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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目覚めたら見知らぬ部屋 頭にはバケツ、首には壁に繋がっている長い鎖 その壁には無数の丸鋸刀「さあゲームをしよう、お前たちは嘘をついてきた 罪を告白せよ、真実のみがお前らを自由にする 生きるか死ぬか、お前たち次第だ」
私は何の罪を犯したのだろうか?
殺害したのはジグソウの模倣犯なのだろうか?
フラッシュドライブがみつかり、パソコンで起動してみる。
「ゲームは始まった。4人の罪人が犯した罪が贖われるまで終わらない」室内にお馴染みのジョン・クレイマーの声が響き渡る。
ジグソウは死んだはずなのに…。
(出典:https://www.asmik-ace.co.jp/lineup/946)
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新たなゲームの始まり
ジグソウは『ソウ3』のラストで死んでしまいます。
その後のゲームはジグソウが仕掛けたゲームでしたが、実行したのはホフマン刑事でした。
しかも『ソウ ザ・ファイナル 3D』ではそのホフマンも部屋に閉じ込められて「ゲームオーバー」となりました。
物語の中ではあれから10年以上経っています。
それなのにまた新たに始まったゲーム。
手口はジグソウそっくりで、音声分析や血液もジグソウと一致していました。
果たしてジグソウは生きているのか?
新たなゲームを支配しているのはジグソウなのか?
そんな疑問と同時に物語は進んで行くのです。
罪の告白
今回のジグソウの仕掛けたゲームは「罪」の告白でした。
様々な自分勝手な嘘をついてきたゲーム参加者。
そんな嘘つきに対して、罪を認めさせ告白させることが今回のジグソウのゲームでした。
人間の本質を追求し続けたジグソウ。
彼は「人間はなんでも自分に有利に考える」という本質を暴き出したのです。
自分が犯してきた罪を自分勝手にいいように言い訳する人間。
そんな彼らへのゲームでした。
今回もまたジグソウは生還する方法を教えています。
「ゲームは単純だ」と教えたジグソウでしたが、自分のいいようにしか考えない人間にはそのジグソウのアドバイスも届きませんでした。
ジグソウのゲームの正体(ネタバレ)
ここでは『ジグソウ:ソウ・レガシー』のネタバレを書いていますので作品を見ていない方は注意してください。
ゲームのラストで姿を現したゲームの支配者。
それはジグソウでした。
彼は生きたいたのか?と思ってしまった人も多いでしょうが、彼が仕組んだこのゲームは10年前のゲームでした。
私たちが見ていたのは10年前のゲームだったのです。
そしてそのゲームの参加者でありジグソウの生死に関わっていたローガンが、ゲームの支配者でした。
そのゲームのターゲットは権力を振り回すハロラン刑事でした。
ハロランはジグソウの正体を暴いているつもりが、なんとゲームに参加していたのでした。
今回のゲームはハロランに罪を認めさせ告白させるゲームだったのです。
しかし告白してもハロランは助かりません。
それはジグソウの教えとは違うのかもしれませんが、ローガンは「正義」を貫きました。
そしてジグソウから教わった「死者の代弁」を果たしたのでした。
まとめ
7年ぶりに帰ってきたジグソウの新たなゲーム『ジグソウ:ソウ・レガシー』。
ジグソウが死んで10年経っていますが、ジグソウのレガシーは引き継がれていました。
そして新たなゲームは「死者の代弁」でもありました。
ハロランの行動により命を失った多くの犠牲者。
そんな彼らの声を行動に移したのが、ジグソウのレガシーを引き継いだローガンだったのです。