映画『ソウ6』人が人の生死を決めることは許されるのか?

これまで気になっていた謎が色々と解決することになった『ソウ6』。しかもまだまだジグソウのゲームは続きます。ジグソウの死に関わっていた人が巻き込まれていたことも見えてきたジグソウのゲーム。今回は人が人の生死を決めていいのか?という深いゲームになっていました。

目次

『ソウ6』作品情報


ソウ6(Blu-ray)

タイトル ソウ6(SAW VI)
監督 ケヴィン・グルタート
公開 2009年11月6日
製作国 アメリカ
時間 1時間30分

Rotten Tomatoes

あらすじ

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残酷な殺人現場でFBI捜査官ストラムの遺体が発見される。

そして、その現場に残された指紋などから彼がジグソウの後継者とみなされ、一連の事件はようやく終焉を迎えたかに思われた。

しかし、そんな世間の風評に疑問を抱いたストラムの上司エリクソンは独自に捜査を継続し、難を逃れていたホフマンは徐々に追いつめられていく。

一方、亡きジグソウが残した遺言と遺品の扱いに困惑する彼の前妻ジル。

やがて彼女は、それらの封印を解き、ジグソウの真の後継者を知ることとなる。

そのさなか、男が一人、密室に監禁されていた。

また、彼の前には6人の関係者が拘束されており、何者かによって強制的に迫られる彼の選択で6人の生死が左右される新たなゲームが始まるのだが…。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/334880)

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いくつかの謎が解き明かされる

『ソウ』から始まったジグソウのゲーム。
今回の作品で6作品目となったシリーズですが、ここまでの間にいくつか謎が残されていました。

アマンダの読んだ手紙は?

『ソウ3』からずっと残っていた謎が、アマンダの読んだ手紙でした。
それはホフマン刑事が書いたものだというは『ソウ4』で判明しましたが、その内容はわからないままです。

その謎が今回解けました。
ジグソウの妻が流産してしまった時に、アマンダはその場にいたのです。
アマンダがセシルに薬を持ってくるように頼んだのでした。

そのことを知っていたホフマンがアマンダを脅すために手紙を書いていました。

ジグソウはホフマンがアマンダを脅していることも知っていたのです。
そしてその手紙を元妻のジルに託しました。

ジグソウが残した箱の中身は?

ジグソウが元妻ジル宛に残した箱。
『ソウ5』で箱の存在が明らかになりましたが、その中身は謎のままでした。

今回『ソウ6』では箱の中身が分かりました。
[box class=”red_box” title=””]・頭を破壊するトラップ
・6つのゲームの封筒
・オレンジ色の封筒[/box]

これらの物が箱の中に入っていました。

ゲームの封筒の5つはジルがホフマンに渡しました。
6つ目の封筒はジルが自分で所持し、ジグソウの新たなゲームを開始します。
オレンジ色の封筒はジルが誰かのオフィッスのポストに入れます。

封筒の中身は分かりませんが厚さから考えてビデオテープのような気がします。
この封筒をジルが誰に渡そうとしたのでしょうか?

ここでも謎が解けたと同時に、新たな謎が生まれてしまいました。

人の生死を決めることは許されるのか?

今回のゲームのターゲットは保険会社のウィリアム・イーストンです。
彼は契約者に対して保険金を払うかどうかを決め、その方程式を作った人物です。

しかも多くの人が保険金をもらえずに治療ができず命を落としていたのです。
ジグソウ自身も保険金を受け取ることができなかった1人でした。

さらに冒頭ではゲームに参加させられた2人は金融関係の人間でした。
彼らは返済することができない人にもお金を貸し続け、借金をした人達の人生を変えてしまいました。

今回『ソウ6』で新たになゲームの参加者に選ばれた人たちは、アメリカが抱える問題を描いているようにも感じました。

『ソウ6』が公開されたのは2009年ですが、2008年はリーマンショックにより全世界が不景気となりました。
そのきっかけはアメリカのサブプライムローンでした。

返済能力の低い人にも住宅ローンを組ませたことがリーマンショックの原因の1つでした。
リーマンショックの翌年に公開された『ソウ6』に、金融会社への社会の声が反映されていてもおかしくありません。

また医療保険の問題はアメリカがずっと抱えている問題です。
医療費が高くて治療を受けられない人がたくさんいるアメリカ。
しかも保険料も高くて保険に入ることができない人もたくさんいます。

そんなアメリカの抱える問題が今回のジグソウのゲームに反映されていたようにも見えました。

そしてそれらは人間の生死に関わる問題です。
お金を返せなかった人、保険金を受け取れなかった人。
彼らの人生は狂ってしまいました。

ジグソウは人間が生死の最終判断を下すのは間違っているということをイーストンに伝えようとしたのでした。

まとめ

次がいよいよ『ソウ』シリーズの最終章となります。
ホフマン刑事に対するジグソウのゲームが行われるはずです。

そして新たに生まれた謎が全て解決されるでしょう。

『ソウ6』ではエンドクレジットの後にも映像が続いていました。
それがファイナルに関係してくるのでしょうか?

いよいよずべての全貌が明らかになります。

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