ジグソウの新たなゲームが始まりました。今度は8人の人間が監禁されてしまいます。さらに8人の中に自分の息子がいることを知った刑事エリック。彼らを巻き込んだ新たなだジグソウのゲームは人間の本質を暴き出す物でした。そしてそれと同時にジグソウの正体が見えてきます。
『ソウ2』作品情報
タイトル | ソウ2(SAW II) |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
公開 | 2005年10月29日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間33分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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元々は荒くれ刑事で今は内勤に甘んじているエリック。
彼はある時、猟奇的連続殺人犯ジグソウを執拗に追う女刑事ケリーに呼び出され、凄惨極まりない殺人現場に立ち会う。
その残忍な手口から、これもジグソウの仕業に違いないと思われた。
しかも死体はエリックが使っていた情報屋、マイケルだった。
犯人が現場に残したヒントから、エリックはアジトを推測、SWAT、ケリーとともに急行する。
案の定、そこにいたジグソウは、思いがけずあっけなく捕まった。
だが、それはジグソウが仕掛けた新たなゲームの始まりに過ぎなかった。
その部屋に設置されたモニターには、どこかの部屋に監禁された男女8人が写っており、その中にはエリックの息子ダニエルも閉じこめられていたのだった…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/323212)
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新たなゲームの始まり
まさかの展開のラストを迎えた前作。
そこにいたのかジグソウと思った人も多かったと思いますが、今回新たにジグソウのゲームが始まります。
しかも自分の本名である「ジョン」と名乗り、自分のことを語り始めます。
なぜジグソウがゲームを始めたのか?
そんなジグソウの原点が分かるのが『ソウ2』になっていました。
そして新たに始まったゲーム8人の男女が監禁されてしまいますが、ジグソウの本当のゲームの相手は横暴な刑事エリックでした。
彼がでっち上げた罪で捕まえた7人の犯罪者たち。
そしてエリックの息子。
この8人が監禁されてしまったのです。
しかも彼らは神経ガスを吸い続けていて、彼らに残されたタイムリミットは2時間しかありません。
1つの監禁で同時に進む2つのゲーム。
監禁された8人のゲームと息子を助けたいエリックへのゲームが同時にスタートしたのでした。
今度のゲームも「生」の大切さを教えるためのゲームですが、今回は自分の「生」ではなく他人の「生」です。
8人は監禁された他人の命を尊重できるのか。
エリックは息子の命を尊重してきたのか。
そしてジグソウの仕掛けたこのゲームは、死に直面した時に人間の本性を暴き出すのでした。
監禁された8人は自分だけが助かることを考え他人の「生」を尊重しません。
またエリックは息子を助けることに必死で、死を目前にしているジグソウの命を尊重しなかったのです。
それがわかれば、このゲームの結末は見えてくるでしょう。
『ソウ』からの続き
『ソウ2』を見るなら絶対に前作の『ソウ』を見ておくべきです。
物語が直接的に繋がっているわけではありませんが、見ておかないと新たなゲームの面白さを感じとることができません。
また『ソウ』から引き続き登場している人物もいます。
ジグソウを追いかける刑事アリソン・ケリー、ジグソウの被害者であるアマンダ、さらに姿が変わってしまったセップやアダム、ジグソウの担当医だったゴードンの名前。
何らかの形で前作から引き続き登場している人物たちが、『ソウ2』では大きな意味を持ってくるのです。
そして今回も用意されているラストでの驚きの展開。
それは全て前作からの繋がりです。
物語は繋がっていないけどジウソウの仕掛けるゲームは前作『ソウ』と繋がっています。
『ソウ2』を思い切り楽しむのであれば、絶対に『ソウ』から見ることをお勧めします。
まとめ
ジグソウの仕掛けた新たなゲーム。
それは今回の「生」への感謝でしたが、今回は自分ではなく他人の「生」を尊重できるのかというゲームになっていました。
他人の「生」を尊重すれば助かることができたゲーム。
でもジグソウは彼らが他人の「生」を尊重できないことは分かっていました。
ジグソウにとっては最初から結末が見えていたゲームだったのでしょう。