映画『キャッツ』なぜこの作品を映画化したのか?酷評されたのには理由があった


公開されるとすぐに「ひどい」と言う声がたくさん聞こえてきた作品『キャッツ』。日本で公開される頃には違う意味での注目作品となってしまいました。どうしてここまでこの作品の評判は悪かったのでしょうか?実際に映画を見てその真意を確かめてきました。

『キャッツ』作品情報

タイトル キャッツ(Cats)
監督 トム・フーパー
公開 2020年1月24日
製作国 アメリカ/イギリス
時間 1時間50分

Rotten Tomatoes

あらすじ

ロンドンの片隅でゴミ捨て場に迷い込んだ臆病な一匹の白猫ヴィクトリア。

そこはジェリクルキャッツと呼ばれる個性豊かな猫たちが集う不思議な世界。

そして今宵は、不思議な力を持つ長老猫オールドデュトロノミーによって新たな命を生きる一匹の猫が選ばれる特別な夜だったのだが

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/369239

期待されてしまった理由

酷評されるからにはそれにりに理由があるはずですが、そもそも映画自体が期待されていないと批判されることもないと思います。

ということは、『キャッツ』にみんな期待を抱いていたから、映画を見て残念に感じた思いが強くなったのではないでしょうか?

ではなぜキャッツは期待されていたのでしょうか?

人気ミュージカル

『キャッツ』といえば世界中で愛されているミュージカル作品です。
元々はT・S・エリオットの「キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法」詩集で、それを元に舞台化された作品です。


キャッツ (ちくま文庫)

ブロードウェイでロングランされ、日本でも劇団四季によって何度も公演されている作品です。

それだけ有名で世界中で知られていてファンも多い作品の映画化だけに、どうしても注目が集まってしまいます。

ミュージカルのファンも期待大で観に行ったでしょうから、ミュージカルとのギャップに驚いたのかもしれません。

監督

今回『キャッツ』を手がけたのは、トム・フーパー監督です。
トム・フーパーといえば、『英国王のスピーチ』で作品賞・監督賞を受賞した監督です。

さらに2012年には『レ・ミゼラブル』を手がけた監督でもあります。

アカデミー賞を受賞し、さらに『レ・ミゼラブル』と作った監督となれば、『キャッツ』をどんな作品にするのかみんな期待してしまいます。
『レ・ミゼラブル』を成功させたことで、ミュージカルに定評があると思ってしまいます。

トム・フーパーの過去の才能から必然的に『キャッツ』に期待してしまった映画ファンも多かったはずです。

VFX

日本では修正されたVFXで公開された『キャッツ』でしたが、個人的に猫の体に妙なリアルさを感じてしまいました。
艶やかな毛並みなど猫そのもでした。

逆にいえばそ猫に見せる技術はすごいのですが、その分他の部分とのギャップを感じてしまいました。
毛並みだけが猫であって、他の部分はやはり作り物なのです。

それが逆に浮いてしまい世間で言われている「気持ち悪さ」をうんでしまったのかもしれません。
現実感がない中、猫だけが妙に本物すぎてしまいました。

ただしテイラー・スウィフトだけは全く違和感を感じなかったのは私だけでしょうか?
彼女の歌のシーンは彼女のMTVを見ているように感じました。

感想

賛否両論がある『キャッツ』ですが、完全フィクションの娯楽と考えれば楽しむことができるのかもしれません。

ただ猫の世界をずっと見せられてきて、最後に「猫は犬ではない」と言われた時には拍子抜けしましたが。。。
昨今メッセージ性の強い映画がほとんどの中でこれほどメッセージ性のない作品も珍しいなと思いました。

それでもみんな歌はうまいし、ジェニファー・ハドソンの歌う「メモリー」には感激しました。

酷評された映画でも時を経てカルト作品と呼ばれ人気になる映画もたくさんあります。
もしかしたら、『キャッツ』もいつかマニアの間で人気となるのかもしれません。

まとめ

今回は『キャッツ』がなぜ評判が悪かったのかを考えてみました。
・有名ミュージカル
・才能ある監督
・豪華俳優
と期待値が高すぎた分、評価が低くなってしまったのかもしれません。

それでも映画の中で流れる歌声は素晴らしかったです。

世の中の評価が正しいのかどうか、それはあなた自身で確かめてみてください。
『キャッツ』が大好きとなるかもしれません。