映画『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』で気球に乗った2人の人物


気象学者のジェームズと気球飛行士のアメリアの二人が気球に乗って高度10000mを超えたことを描いた『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』。事実であると同時にこの作品はフィクションでもあるのです。ここではこの時本当に気球に乗った人物と、アメリアのモデルになった人物について調べてみました。

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』作品情報


イントゥ・ザ・スカイ ~気球で未来を変えたふたり~ (字幕版)

タイトル イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり(The Aeronauts)
監督 トム・ハーパー
公開 2020年1月17日
製作国 アメリカ/イギリス
時間 1時間40分

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あらすじ

天気を予測することが出来ると唱える気象学者のジェームズは、学界からは荒唐無稽とバカにされ、調査飛行の資金も集められずにいた。

諦めきれないジェームズは、気球操縦士のアメリアに「空に連れていってほしい」と頼み込む。

2年前に夫を亡くしてから、生きる気力さえ失っていたアメリアだが、悲しみから立ち直るための飛行を決意する。

ようやくスポンサーも現れ、アメリアのショーとして、高度の世界記録に挑戦することになる。観客の熱い声援に送られ飛び立った二人だが、立場と目的の違いから狭いバスケットに険悪な空気が流れる。

だが、高度7000mの世界記録を破った後、想像を絶する自然の脅威に次々と襲われた二人は、互いに命を預けて助け合うしかなかった。

果たして、前人未到の高度11000mで、二人を待ち受けていたものとは──?

(出典:https://gaga.ne.jp/intothesky/)

気象学者ジェームズ・グレーシャー

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』に登場する気象学者のジェームズ。
彼は実在した人物で、実際に1862年に気球に乗って人類初の高度10000mを超えた人物です。

映画で描かれているように、彼は低酸素状態になり途中で意識を失っていたためこの時実際に高度10000mを超えた世界を見てはいません。

しかし彼が気球に乗って採取したデーターはその後の天気予報の助けになったと言えるはずです。
彼がこの時に観測した温度と湿度は貴重なデーターでもありました。

映画の中ではこの1回だけの飛行しか描かれていませんが、彼は気象データーを集めるために気球に乗って何度も飛行しています。

実は彼の飛行に毎回一緒だったのは、ヘンリー・コックスウェルという人物で映画の中のアメリアではありません。
物語の中ではジェームズが意識を失ってしまうので、高度10000m以上の世界でアメリアが1人奮闘しますが、実際にこの時1人で気球が降下できるように戦ったのはヘンリー・コックスウェルでした。

ジェームスが無事に地上に戻ることができたのは、ヘンリー・コックスウェルのおかげだったのです。

映画はあくまでフィクションであり、実際はジェームズとヘンリーが高度10000m以上に成功していたのでした。

アメリアのモデル

アメリアは映画のために作られた人物ですが、彼女のモデルになった女性は存在します。

その人物はフランス人のソフィー・ブランシャールという女性で、気球乗りになった最初の女性と言われている人物です。

映画の舞台でもありジェームズが気球に乗ったのは1862年でしたが、ソフィー・ブランシャールが気球に乗っていたのは1804年頃。
アメリアのようにソフィーの夫も気球乗りで、夫婦で気球に乗っていました。

彼らは気球に乗ることを仕事としていて、ショーとして気球に乗り多くの観客の前で披露していました。

ソフィーの夫は気球に乗っている時に亡くなってしまいますが、ソフィーは夫が亡くなった後も気球に乗りつづけていました。

アメリアはフィクションですが、アメリアのように空に興味をもち1800年代初めに活躍した女性がソフィーだったのです。

彼女の活躍があったからこそ、その後ジェームズが気球に乗って気象観測を行うこと出来たのかもしれません。

そしてまた『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』の中でアメリアというキャラクターが誕生したのもソフィーという人物がいたからです。

彼女の存在は200年以上経った現代にも影響を与えているのです。

まとめ

気球に乗って高度10000mを超えたジェームズとアメリアの物語『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』。

この作品に登場したジェームズ・グレーシャー、またアメリアのモデルとなったソフィー・ブランシャール。
二人の挑戦が今の私たちの生活に大きく影響しているのは間違いありません。

自分の夢とそして人類のために空を目指した2人の存在は、私たちにとって大きな存在です。
またこの映画には登場しませんがヘンリー・コックスウェルの存在も忘れてはいけません。

過去の偉大な人たちのおかげで今の私たちがいるのです。